「恋愛体質」の特徴は? 恋愛に生きる女性から卒業する方法・4つ

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「恋愛体質」という言葉をよく耳にしますが、実際のところ、どのような女性のことを指すのでしょうか。また、恋愛体質の女性の心理とは? この記事では、恋愛体質の女性の特徴や恋愛傾向、改善方法について、心理コーディネーター・織田隼人さんに解説してもらいました。

■恋愛体質の女性の特徴って?

まずは、恋愛体質の女性の特徴について、織田さんに話を聞いてみました。

◇熱しやすい、惚れやすい

惚れっぽくて、惚れた人に対して積極的に行動する女性です。また、一目惚れが多い人も、惚れやすい人と言えます。人を好きになりやすいからこそ、どんどんいろんな人と付き合うことができます。

◇冷めやすい、別れやすい

付き合ったあと、テンションが下がるとすぐに別れる女性も恋愛体質です。また、恋人と別れた直後でもすぐに好きな人ができたり、ほかにも、恋人がいるのに、別の男性に惹かれて別れたり、ということを繰り返すと、恋愛体質と言えます。反対に、ひとりの人と長く付き合うのであれば、恋愛体質というほどではなく、ふつうに付き合いが上手。しかも、失敗も少ない「バランスのとれた人」と言えます。

◇人と話すときに距離が近い

人と話すときにぐいっと近寄って話すなど、いわゆるパーソナルスペースが狭い人も恋愛体質の傾向があります。近づいて話すので、男性からは惚れられる頻度が高く、そこから告白されて付き合うことに。人に対してバリアを張っていないので、いい意味では、付き合いやすい人と言えます。

◇あまりうじうじしない、前向き

後ろ向きな考え方ではなく、前向きな考え方でどんどん行動するタイプも恋愛体質の人が多いです。恋の失敗をあまり気にせず、反省もしないので、同じ失敗を繰り返しやすいことも。しかし、前向きなので、明るく見られて魅力的に見えます。そのため、男性からすると近づきやすい存在に見えます。

◇男性を見た瞬間に、恋愛対象かそうでないかで判断している

男性を見た瞬間、恋愛対象かそうでないか、全員を判定している人は、恋愛体質であると言えます。なぜなら、男性との出会いをすべて恋愛という視点で判断しているからです。恋愛体質ではない人は、仕事で男性に出会っても「仕事相手」としてしか見ていません。一方で恋愛体質の人は、「この人は好みじゃない」と常に判断しています。

■恋愛体質な女性はモテるの?

恋愛体質な女性は恋人が途切れないイメージですが、実際はモテるのでしょうか? 織田さんにくわしく話を聞いてみました。

恋愛体質の人は惚れやすいので、すぐに恋人ができます。逆に、恋愛が苦手な人は惚れにくく、また、人との距離もとろうとするので、なかなか恋人候補に巡り会うことができず、恋人探しに苦労します。つまり、恋愛体質の人は恋人探しを常にしており、また、惚れやすい・惚れられやすい特徴があるので、恋人ができやすいのです。

■恋愛体質の女性の「恋愛傾向」って?

恋愛体質の人は、惚れやすい・惚れられやすい特徴があることから、モテることが判明しました。では、男性と付き合ったあと、どのような恋愛をする傾向があるのでしょうか? 織田さんに解説してもらいました。

恋愛体質の人が短命な恋を繰り返し、長い付き合いにならない理由は複数あります。まずは、長期の付き合いで育む「穏やかな愛」に気づきにくいということです。恋の盛り上がりは心に急激なインパクトを与えるので、テンションが上がるものです。穏やかな愛は、相対的に盛り上がりに欠けるので、長期の付き合いになると「この人とは気持ちが盛り上がらなくなった、もう好きじゃない」と、まちがった判断をしてしまいます。

また惚れやすいので、たとえ恋人がいても別の人に惚れてしまい「私の運命の人はこっちだ」と、付き合っている彼から別の男性に気持ちが切り替わり、どんどん別れを繰り返すことになります。

恋愛体質は、いい意味でとらえると「いろいろな男性と付き合える、モテる女性」ですが、悪い意味でとらえると「ひとりの人をずっと愛することができていない」、「長い恋愛ができない人」となってしまいます。

■恋愛体質から卒業するために

恋愛体質はモテるメリットがある一方で、短命な恋を繰り返すといったデメリットもあります。では、恋愛体質から卒業するために、何をすればいいのでしょう。織田さんにアドバイスをもらいました。

◇自分の恋の気持ちを疑ってみる

恋人がいるのに別の男性に気が向いたとき、「勘ちがいの恋かも」と考えましょう。1カ月様子を見て、気持ちが落ち着いていたら、「ただの衝動」ということがわかります。恋人がいる間に次の人に切り替えるのではなく、今の人をまず大事にしましょう。

◇恋は落ち着くものと理解する

付き合ってからのドキドキする時期は、どんな人でも長くは続きません。しばらくすると必ず落ち着きます。そのとき、「恋が終わった」と考えるのはまちがいだと気づきましょう。ドキドキが落ち着いたあとも、「なんとなく一緒にいたいなぁ」という気持ちが湧いてくること、それが大事なのです。

◇テンションの低い人と付き合う

恋愛体質の人は、テンションの上がりやすい人と付き合う傾向がありますが、相性がいいのは、テンションの低い人です。というのも、恋愛体質の女性は、相手の男性も短命な恋を繰り返すタイプの人と付き合うことが多いですが、お互いに短命の付き合いが多いからこそ、別れも増えます。一方で、テンションの低い人は、付き合う前に魅力を感じづらいかもしれませんが、付き合ったあとのケンカに発展しづらいので、長期で付き合いやすい人になります。なので、テンションの低い人を恋人候補に入れてみましょう。

◇ひとりの時間を楽しむ

すぐに人を好きになってしまう原因は、「ひとりの時間が苦手」だから。誰かと一緒にいたいという気持ちから、惚れてしまいます。しかし、誰かと一緒にいても、寂しさは根本的に解決できません。寂しいという気持ちは、自分の心が抱えている問題だからです。

寂しさに慣れるなど、ひとりの時間を楽しむことができれば、恋愛体質から脱却できます。
漫画や映画、アニメ、小説、ゲーム、音楽、勉強、資格取得、なんでもいいので、ひとりで取り組む何かを作ってみましょう。ひとりの時間ができたとき、「ラッキーこれで○○できる!」と思えるようになると、寂しさを男性で紛らわせるということがなくなり、人を好きになるスピードも落ち着きます。

■まとめ

恋愛体質の女性は、ポジティブで惚れっぽく、男性の心をつかむ魅力があることがわかりました。ただ、ひとりの男性と長続きしづらく、短命な恋を繰り返すというデメリットも。もし、恋愛体質から卒業したいと思ったら、ひとりの時間を楽しんだり、テンションの低い人を選ぶなど、付き合う人を見極めるといいかもしれませんね。

(監修:織田隼人)

※画像はイメージです