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VOGUE誌アメリカ版の名物編集長として知られるアナ・ウィンター（Anna Wintour）が、スコットランド出身の新進デザイナー、クリストファー・ケイン（Christopher Kane）の将来性に太鼓判を押している。ロンドン・ファッション・ウィークに参加するために同地に滞在中のアナは、21日に発表されたケインの2011年秋冬コレクションに大満足しているようだ。アナの評価はデザイナーの将来を左右するほど影響力があるが、アナによるとケインには輝かしい将来が待っているという。

「アメリカにはケインのファンが大勢いるわ。バックステージでケインが教えてくれたんだけれど、彼はアメリカのデニム・ブランド“J ブランド（J Brand）”と大型契約を交わすことになっているそうよ。Jブランドとの契約は彼にとって大きなビジネス・チャンスだし、アメリカでの認知度を高めるきっかけにもなるでしょね。彼は将来有望な若者で、愛すべき人物だと思うわ」と、アナは話している。

アナはエレガントでシックな作品を発表したトム・フォード（Tom Ford）の最新コレクションや、ダルメシアン犬をイメージしたトップショップ（Topshop）のコレクションにも高評価を与えている。「ユーモアが感じられて、値段もアメリカの製品より少し高い程度なのがブリティッシュ・ファッションのいいところだと思うわ」と、アナは英telegraph.co.ukのビデオ・インタビューでコメントしている。

かぎ針編みをデザインのヒントにしたケインのコレクションには、かぎ針編みをモチーフにした模様入りのレザーTシャツやペンシルスカート、襟なしコートとカーディガンのコーディネート、ガーゼのような素材でできた青と緑のドレスなどが登場している。

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