東洋の魔法とは?


お姫様の世界には最先端の科学技術がてんこもり! 化粧品に魅せられた日/現代OLが18世紀フランスにタイムスリップしたら(1)

方向音痴のOLがホテルの廊下を抜けた先には、時代を超えた異国の地が広がっていた!

幼い頃から海外に住み、可愛いものに憧れを抱いていた主人公の琉花(ルカ)。勉強家だった彼女は魔法のような化粧品の魅力に魅入られ、化粧品の開発部に所属することに。

琉花の仕事は評価され、会社では海外ブランドとの大きな事業契約の話が持ち上がり、上司と共にフランスへ飛び世界的ブランドのトップと会う機会を得ます。しかしある夜、彼女が迷い込んだのは18世紀のフランスで…!?

美の革命期にあった当時のフランスにおいて、その知力と技術を用いて奮闘する琉花の姿を描いたタイムスリップ浪漫『ラ・マキユーズ〜ヴェルサイユの化粧師〜』をお送りします。

※本記事はみやのはる著の書籍『ラ・マキユーズ〜ヴェルサイユの化粧師〜』から一部抜粋・編集しました。

レオナールとリュカの噂


怖がらないで


けっして目を開けてはいけません


さあ目を開けてください


美しく若返った!


企業秘密


ヒモ?どういう意味だ?


レオナールに拾われて数週間


何それヒドイ!!


だいたいそんなところです


レオナールファミリーの一員だぁ!


ファミリーっていっても二人だけ


もってあと半年


まぁまかせとけ!


※1 マイカパウダー…化粧品に使用される鉱物を粉末状にしたもの

※2 白雲母…マイカパウダーの原石となる鉱物

著=みやのはる、企画・原案・監修=堀江 宏樹/『ラ・マキユーズ〜ヴェルサイユの化粧師〜』