初夏の天津飯


【写真】素敵!キッチンで卵雑炊を作る中村倫也さん

料理に関する本を出版するほど料理好きの俳優、中村倫也さん。3月に初の料理×エッセイ本を出版されました。「早くて簡単でうまい」を追求する中村さんに、「イチ推しの安うまメニュー」を聞いてみたところ、同書から ”卵の雑炊” を教えてくれました! ご本人も感動したという卵の食感を、ぜひ作って体感してみてくださいね。

▶教えてくれたのは…

中村倫也さん

中村倫也さん


1986年、東京都出身。雑談と雑炊を組み合わせた著書『THE やんごとなき雑炊』(KADOKAWA)が発売中。映画『ミッシング』が5月17日公開。7〜10月に『2024年 劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演いのうえ歌舞伎「バサラオ」』に出演。

■初夏の天津飯

雑炊なのに食べると天津飯!

初夏の天津飯


【材料】(1人分)*1人分295kcal/塩分1.5g

・温かいご飯・・・ 150g

・新しょうが ・・・30g

・だし汁・・・ 2と1/2カップ

■A

 └しょうゆ、酒 ・・・各大さじ1/2

 └砂糖 ・・・小さじ1

 └みりん ・・・小さじ1/2

 └塩・・・ 少々

・卵・・・ 2個

・やまといも・・・ 40g

・とりももこま切れ肉・・・ 70g

・あおさのり・・・ 適量



【作り方】

1. 新しょうがは1cm角に切る。

2. 鍋にだし汁を入れて中火で熱し、沸いたらAで調味する。

3. 2を沸かしている間にボウルに卵を割り入れ、塩少々を加えて泡立て器でふわふわに泡立てる。やまといもをすりおろして加えてさっくり混ぜる。

4. 2にご飯を加えてほぐし、とり肉、新しょうがを加える。再び煮立ったら3を回し入れ、ふたをして弱火にし、約3 分煮る。あおさのりをのせ、好みで粉ざんしょうをふる。

中村倫也さんのコメント

「卵はとにかく泡立てるのがキモ。でき上がりのふわっふわ感は人生で体感したことのないような卵の食感です」


「まず、包丁で切るのは新しょうがだけ。新しょうがは結構好きで、多く入れても辛すぎないのがいいんです。卵はとにかく泡立てるのがキモ。でき上がりのふわっふわ感は人生で体感したことのないような卵の食感です」

ふだんから複数のスーパーを回るという中村さんは、ほかにもこんな安うまがお気に入り。

「もやし鍋、とん平焼き、ささ身のマヨネーズ焼き……。“早くて簡単でうまい”が僕の料理のテーマです」

* * *

やさしい味わいが口いっぱいに広がる天津飯風の雑炊です。新しょうがのぴりっとした風味と、あおさのりの磯の香りが、今の季節にぴったり。みなさんも、ぜひ作ってみてくださいね!

レシピ作製・スタイリング(料理)/タカハシユキ 撮影/干川 修 難波雄史(中村さんコメント写真) スタイリング(中村さん)/戸倉祥仁(holy.)  ヘア&メイク/松田 陵(Y's C) 取材/川倉由起子 栄養計算/スタジオ食 衣装協力:ニット¥49,500/SHOOP、シャツ¥44,000・パンツ¥26,400/ATTACHMENT(Sakas PR)TEL03(6447)2762

文=高梨奈々