浮気デート後、元恋人と初の“復縁デート”。涙ながらに語られたのは……【隣の恋は青く見える4 #6】
※このコラムは『隣の恋は青く見える4』第6話までのネタバレを含みます。
（C）AbemaTV, Inc.
前回、元恋人との再会を果たした隣恋メンバーたち。第6話となる今回は、とうとう元恋人との復縁デート回だ。
お試し破局から6日後、ニャチャンの土地で、前日は元恋人と直接話すことはなく、新しい恋に燃えるメンバーも、分かりやすく元恋人に後ろ髪を引かれるメンバーもいる状況で、元恋人と腰を据えて話すことになる。
このデートがどうなるかで、元恋人たちの運命も、その先にいる浮気相手たちの運命も変えることに……。
■「手は繋がないよ」拒絶も……
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朝食からいきなり、元恋人の前に座って食事を取ることとなるも、元恋人とは話してはいけないという謎の状況から始まった第6話。朝食の後はとうとう、元恋人との復縁デートが始まる。
デートは男性がエスコートするという指示もあったが、デートの誘い方もメンバーによってそれぞれだった。
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ミチルにかなり執心していたニアスは、元恋人シオンの手を取らずにデートに向かう。シオンもそれを自然に受け入れ、冷静な空気感でデートに出かけていった。しかし、ホーチミンからモテモテだったユウタは、駆け寄ってきたセナの手をしっかりと握り、メンバーの前から手をつないで出かけていく。
そして……前日から話すこともかなわないながらに、周囲に分かるほどの嫉妬心を剥き出しにしていたカイトは、リカに「手は繋がない」と断られてしまった。
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恋人同士がデートで手を繋ぐのはかなり自然な行為のはずだけど、その距離感はカップルそれぞれ。これから話す内容の重たさや覚悟、そして真剣さが垣間見えた。
■浮気を恋人に暴露するのは、罪悪感がある証拠
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復縁デートで気になるのは、前日からリュウヘイを前に、涙を見せていたミチルだ。リュウヘイも前日からミチルへの未練とも取れる発言を漏らしていたが、二人の距離感は絶妙だ。
気を使っているような、でも、本当は触れ合いたいとでもいうような、初々しいような、しかしお互いを知っているからこそ気を使っているような、二人だけの空気感も漂う。
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ミチルとリュウヘイは、結婚のタイミングのズレから破局寸前となっていた。結婚は”まだ”できないと言われながら、毎日一つだけリュウヘイに重りを置き続けたミチル。でもやっぱり、リュウヘイへの未練はかなりあふれているように見えた。
そりゃそうだ。ミチルからすれば、結婚したいと思うほど好きだった人のはずなのだから。
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二人はこの旅を通して、これまでうまく認め合えなかった、深い結婚観を話し合うことができたようだった。5日間、元恋人と他の異性との気持ちを天秤にかけられ続けたからこそ、今こそ分かる付き合いの長い相手の安心感もあったかもしれない。
しかし……ミチルはニアスとキスまでしてしまった事実を、静かに涙を流しながらリュウヘイに告白した。それはきっと、リュウヘイに罪悪感があったからだろう。
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気持ちはすごーく分かるし、罪悪感を持つ時点で、リュウヘイに気持ちが残っていることは間違いない。結婚のタイミングさえ調整できれば、二人が別れる理由もない。これは復縁説が濃厚そうだが、元恋人への未練が薄そうだったニアスには、痛い事実となるだろう。
結局、身体へのコミュニケーションでいかにスリルやドキドキを与えても、本当に強い気持ちは消すことができない。男の傷は男で忘れろなんて言うけれど、もともと好きだった人からのアプローチがあった以上、その気持ちを上書きすることにはならないのかもしれない。
■会ったところで変わらない、元恋人との「合わない部分」
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前日からリカや、リカの周りの異性に対して、威圧するかのようにガンを飛ばしまくってしまっていたカイト。リカはそのことをかなり怒っているようだった。
カイトが余裕なく取ってしまっていた行動は、リカに取ってはやっぱり逆効果だった。
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カイトはその後も「俺はこう思ったから」「嫉妬させたかったから」と、焦ったように自分の思いを伝える。その後、リカにペアアクセサリーと、気持ちを綴った手紙を送ったカイト。べそをかきながらも、自分の気持ちを声に出して伝える。
カイトの伝え方はいつも余裕がなくて、女性目線で見てしまうとちょっとだけダサい。けれど、リカへの気持ちも伝え方も、まっすぐで一途だ。
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女の子って、男の子からの手紙に弱いものだと思う。それは、男性の方が女性より、普段から自分の気持ちを伝えることが上手くない人が多いからだ。
前日まで、浮気相手のゆうたにかなり気持ちが動いている様子も見せていたリカだったが、手紙で気持ちがどう動いたのだろうか。
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元恋人とは浮気で破局しているゆうたとは、全く違う魅力を持つカイト。思いが強すぎるからこそ束縛をしてしまうのだろうから、リカが嫌いなカイトの一面は、今も改善されているとは言えない。ここでカイトに戻るなら、その理由は情けかもしれない。
しかし、女性は愛された方が幸せ、なんてこともよく語られる。リカの表情はずっと複雑そうで、そしてカイトとの距離感も、例えばミチルとリュウヘイに比べれば、少し遠いようにも感じた。
■新しい出会いを楽しんでいても……。一度愛した人の前では複雑な表情
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カノンもとうとう、タイヨウにずっと言えなかった秘密を暴露する。「子どもがいるんだよね」という言葉を聞いた瞬間、タイヨウの表情は少し曇ったようにも見えた。察するに、子どもがいるという事実だけでなく、バツイチであるという事実も伝えていなかったように見えた。
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タイヨウがカノンとの交際の中で、結婚まで見据えていたかは分からない。けれど、軽くは受け止められないと話すタイヨウ。できる範囲で真摯に伝えようとしている姿勢は伝わったが……。
タイヨウはタツヤの元恋人・ユウカとかなりいい感じだったし、カノンとタイヨウは交際歴が4カ月と、他メンバーと比べて過ごした日が浅いところもポイントとなってしまいそうだ。
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もしも自分がタイヨウの立場なら、重い事実など持たないユウカと比べてしまう部分もきっとある。
これはもはや、ユウカの反応次第になってくるような気もする。
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ミチルやタイヨウ、そしてリカは、一時的に新しい恋を新鮮に楽しんでいるように見えていた。でもやっぱり、元恋人と会えば複雑な表情を浮かべる。旅先で過ごす5日間は、短いようできっと長い。でもそれは、元恋人と過ごした月日とは、きっと比べ物にならない。
気持ちは決まっていても、元恋人からの熱い気持ちを聞けば、揺らぐメンバーもいるだろう。どちらも冷めているなら話は早いが、気持ちがまだある人を振るのは、比べ物にならないほどのカロリーを消費することだ。
自身の気持ちを、情熱的に伝えたカイト。自身の秘密を、淡々と伝えたカノン。伝え方によっても、元恋人の反応は違っただろう。どのカップルの話し合いも、一つのカップルの在り方として参考になった。
（ミクニシオリ）
