ラフ・シモンズ公式インスタグラムより

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デザイナーのラフ・シモンズ(Raf Simons)によるブランド「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」が、公式インスタグラムでブランドの終了を発表した。27年の歴史に幕を下ろすこととなる。

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 ラフ・シモンズは、1995年にメンズブランドとして設立。音楽やサブカルチャーなどユースカルチャーを背景に、メッセージ性の強いコレクションを発表してきた。メインラインの他に、2006年春夏シーズンにセカンドライン「ラフ バイ ラフ・シモンズ(RAF BY RAF SIMONS)」(2011年終了)、2020年にフットウェアライン「ラフ・シモンズ (ランナー)(RAF SIMONS (RUNNER))」をスタート。「フレッドペリー(FRED PERRY)」や「アディダス(adidas)」、「イーストパック(EAST PAK)」など、コラボレーションも積極的に行ってきた。パリからロンドンへ発表の場を変えた2023年春夏コレクションが、ブランド最後のシーズンとなる。ブランド終了を知らせた投稿でラフ・シモンズは、「家族や友人、メディア、バイヤー、熱心なファンの人々へ、私たちのヴィジョンを信じてくれてありがとう」とメッセージを伝えた。

 デザイナーのラフ・シモンズとしての活動では自身のブランドのほか、2005年から7年間「ジル サンダー(JIL SANDER)」のクリエイティブ・ディレクターとして活躍。その後、2012〜2015年に「ディオール(DIOR)」のアーティスティック・ディレクターを務め、2016年に「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任。2018年に同職を退任し、2020年から「プラダ(PRADA)」の共同クリエイティブ・ディレクターを務めるなどファッション業界を牽引する存在として知られる。なお今回のラフ・シモンズ終了により、同氏の活動はプラダの共同クリエイティブ・ディレクターのみとなる。

■ラフ・シモンズ:公式インスタグラム