390円均一ショップ「サンキューマート」に、ユニークなレトルトカレー「韓国カレー」が登場しています。

スパイスカレー韓国料理の人気メニューがコラボした商品で、2022年5月中旬より、各店舗入荷次第、順次展開中です。

日本でもなじみのある代表的な韓国グルメとカレーをかけあわせたという不思議な商品。聞けば、スンドゥブ風やヤンニョムチキン風など、味の想像がつかないメニュー名ばかりです。

そこで今回、東京バーゲンマニアの記者は全4種類「ヤンニョムチキン風カレー」「スンドゥブ風カレー」「チャジャン風カレー」「ハニーバター風カレー」を入手。それぞれ食べ比べをしてみました。

ポップな見た目とは裏腹に...

可愛いパッケージを開けると、普通のレトルトカレーがお目見え。食べ方は、袋を熱湯に入れて5分間温めるか、耐熱容器に移してラップをかけ、電子レンジ(500W)で2分温めればOKです。

早速ひとつずつ、食べていきます。

・ヤンニョムチキン風カレー

日本でも人気の甘辛い韓国料理「ヤンニョムチキン」風のカレーです。ソテーした玉ねぎをベースに、スパイスやにんにく、生姜をブレンドし、コチュジャンや甜麵醬でコクをつけています。

また、クミン、コリアンダー、ガラムマサラ、ウコンなどを配合し、本格的なヤンニョムチキン風味に近づけているそう。

お皿に出してみると、全体的に赤っぽく、辛そうでしたが、食べてみると辛さはあまりなく、どちらかというと甘みのほうを強く感じます。

アクセントとしてトマトが入っています。ヤンニョムチキンの甘辛さと、トマトの酸味がマッチしていて、かなりさっぱり食べられました。

また、ひと口サイズのしっかりとした鶏肉が入っていて、食べ応えも◎。夏のランチに良さそうです。

・スンドゥブ風カレー

韓国の定番料理「スンドゥブチゲ」風のカレー。魚介の旨味が効いたスープがベースとなっていて、スープカレーのような印象です。

カレーには、コチュジャン、にんにく、スパイスをバランスよく配合しています。ただ、食べてみると、魚介のダシが濃く、意外にも優しい味わいです。あとからピリッとした辛さが追いかけてきました。

また、カレーの中に、たっぷりのしめじや大根が入っています。大根はダシが染みていて、個人的には少し和風に近い印象でした。

魚介の旨味にスパイスが効いていて、夏バテ防止にもおすすめです。豆腐や白菜を追加したアレンジでも楽しめるよう、程よく塩味を効かせているそうです。

ハニーバター風カレーのお味は?

・チャジャン風カレー

韓国の国民食「チャジャン麺」風のカレーです。黒っぽい色の正体は、韓国から取り寄せたという韓国黒味噌です。

たっぷりの豚肉と玉ねぎを黒味噌でじっくり炒め、隠し味に山椒を効かせて甘辛く仕上げています。

黒味噌は、少ししょっぱめで、こってりとした味わい。豚肉もゴロゴロ入っていて、食欲をそそります。

好みで豆板醬やラー油を加え、中華麺やうどんにかけて食べるのもおすすめとのこと。ご飯との相性も抜群でしたが、たしかに麺ともしっかり絡んで合いそうですね。

・ハニーバター風カレー

韓国ではパンに塗っても食べられるという「ハニーバター」風のカレーです。日本でもポテトチップスなど、お菓子の味として人気ですよね。

カレーには、スパイスとトマトをベースに、ハチミツとバターを加えています。

カレーは甘くて、とってもマイルド。子どもが好きそうな味わいです。具材には、大きめにカットしたじゃがいもがたくさん入っていました。癖がなく、4種の中でもとくに食べやすかったです。

とろみがあるため、ドリア風カレーライスにしたり、トーストに塗った上にチーズをかけて「ハニーバターチーズトースト」にして食べたり、アレンジにも向いていそうです。

紹介した商品の価格は、各421円。

1番のお気に入りは...

4種類食べてみて、記者1番のお気に入りは「チャジャン風カレー」です。麺料理として定番のチャジャンが、お米にぴったりのカレーにうまくアレンジされていて、パクパク食べてしまいました。濃いめの味付けも個人的に好みでした。

味の意外性が1番高かったのが、「スンドゥブ風カレー」でしょうか。意外にも優しい味わいで、スープとしてそのまま飲めてしまいそうでした。

サンキューマートによると、レトルト食品を企画開発したのは、創業以来、初の試みなのだそう。日本の国民食ともいえるカレーと韓国グルメとの融合とは、驚きのアイデアですよね。

気になる人は、試してみて。