ウィリアム王子とキャサリン妃の立ち上げているチャリティ財団ロイヤルファウンデーションのチーフエグゼクティブに、昨年末まで英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)の会長を務めていたアマンダ・ベリーが就任することが明らかになった。新聞「デイリーメール」が報じている。王子はBAFTAのパトロンを務めていてベリーとは旧知の仲。能力もよくわかっていたことから起用したと見られている。ベリーは今年6月に正式に就任する。

ちなみにベリーの前任者はジェイソン・クナウフ。彼は2015年から王室の報道官として働き始めヘンリー王子とメーガン妃の下で働いた経験も。メーガン妃のスタッフに対するいじめ疑惑を告発した人物としても有名である。ヘンリー王子とメーガン妃の報道官の後ロイヤルファウンデーションでチーフエグゼクティブを務めていたが、夫が海外に赴任するため退任したと報じられている。

ロイヤルファウンデーションは様々な慈善活動を展開しているが、最近もっとも注目されているものはウィリアム王子が立ち上げたアースショット賞。地球環境を守るために革新的な活動をしている個人や組織を称え、支援する賞である。ベリーはこの授賞式の開催も監督すると見られている。ジャーナリストで王室に詳しいリチャード・フィッツジェラルドは「王子と妃、その子どもたちが表す王政の未来にインスピレーションを与える人事。ベリーは現実的かつ現代的であり、BAFTAで素晴らしい実績を上げてきた人物だ」と新聞「デイリーメール」にコメント、起用を評価している。

昨年10月のアースショット賞授賞式ではエマ・ワトソンがグリーンカーペットに登場、彼女やエド・シーラン、エマ・トンプソンがプレゼンターを務め大きな話題になった。今年の授賞式も10月に開催される予定。どんな演出を見せてくれるのか楽しみにしたい。