服にべっとりチョコレートのシミ!慌てず試したいシミ抜きテクニック3選

チョコレートのシミ、あきらめないで…!

パフェやアイスクリームを食べていたとき、お気に入りの白Tシャツにチョコレートソースを落としてしまうことはありますよね。そのままにすると、べったりと染み込んで、シミになってしまいます。

そんなときは慌てず、冷静にシミ抜きをしましょう!お気に入りの服も、無事きれいに元通りになるかもしれません。チョコレートのシミに抜きに、おすすめのテクニックをご紹介します。

シミ抜き前にここをチェック!

色落ちしない?

色柄物の衣類の場合は、シミ抜き前に色落ちしないかチェックしましょう!目立たない部分に、水でぬらしたタオルや布巾などの白い布を押し当てます。白い布に色が移るようなら、セルフシミ抜きはむずかしいです。汚れを広げないよう慎重に拭き取ってから、クリーニング屋さんへ持って行きましょう。

洗濯してもOKな服?

シミ抜きするときは、最終的に水で汚れを洗い流すので、水洗いできない衣類は家庭でシミ抜きすることができません!お着物や「水洗い不可」マークがついた衣類は、クリーニング屋さんに任せましょう。

洗濯する前にシミ抜き!

洗濯してしまってからだと、シミは落ちにくくなってしまいます。必ず洗濯前にシミ抜きを試しましょう!

シミ抜きで準備するもの

台所用洗剤

チョコレートのシミを抜くには、台所用洗剤を用意しましょう。チョコレートは台所用洗剤には油分を多く含んでいるため、台所用洗剤が有効です。その理由は、台所用洗剤に含まれる「界面活性剤」にあります。

本来水と油は混ざり合いませんが、界面活性剤によって水と油を馴染ませることが可能。するとチョコレートのような汚れが浮かび上がり、シミを抜くことができるのです。

シャツに付いたチョコレートのシミを移すために、布が必要です。汚れても構わない布を用意しましょう。タオルのようなやわらかい生地がいいですよ。

歯ブラシ

シミ抜きには歯ブラシを使います。歯ブラシを用意できない場合や、繊細な布の場合は、綿棒で代用することが可能です。

チョコレートのシミの抜き方テクニック3選

1. シミ抜きといえばベンジン!

ベンジンは、お着物の襟元の汚れを取るために、昔から使われてきた薬品です。お着物の襟元の汚れを取るために、昔から使われてきた薬品です。チョコレートは油汚れなので、ベンジンで落ちるはず。

まわりに汚れを広げないように、注意して拭き取ります。

シミがついた面を清潔な白い布に当てます。シミの裏側から、ベンジンをつけた歯ブラシでトントンとやさしく叩き込みます。ベンジンが油汚れを浮かせて、下に敷いた布へうつしてくれるんです!こすると汚れが広がるので、注意してやさしく叩いてくださいね。

おばあちゃんの知恵袋。これできっと落ちるだろうと安心していましたが……

落ちてない!!

歯ブラシ側の白い布に若干色がうつっていますが、シミはほぼ消えていないですね。今回は綿100%のTシャツと、チョコレートのシミでした。ほかの生地なら落ちるかもしれないので、念のため覚えておいてくださいね。

2. 台所用洗剤でもみ洗い!

ここで救世主「台所用洗剤」の登場!シミ部分に、適量の洗剤をつけます。手でやさしくもみこんで洗剤を汚れになじませて、水で洗い流しましょう。

よくもみこんだ後がこちら。シミの色が薄くなって、ふわっと広がっています。

水で洗い流すと……落ちてる!どこにシミがあったのかわからないくらい、きれいに落ちました。

3. クレンジングオイルでもみ洗い!

うっかりまたシミを作ってしまいました!

台所用洗剤と同じく、メイク落とし用のクレンジングオイルでも落とせるんですよ!チョコレートは、ファンデーションのようなお化粧品と同じく油性です。台所用洗剤と同じように、適量をシミ部分にたらして手でやさしくもみこみます。水で流すと、きれいに落ちました!

自宅でシミが落ちなかった場合の対処方法

洗剤を使用した方法でシミが取れなかった場合は、無理に落とそうとせず、クリーニングに持っていきましょう。無理矢理落とそうとすると、衣類を傷つけてしまうおそれがあります。

また、自宅で洗えないような生地の衣類は、すぐにクリーニングに持っていくことをおすすめします。時間が立つほどシミは落ちにくくなってしまうので、迷ったらすぐにクリーニングへ出すのが最善です。

チョコレートのシミ抜きには台所用洗剤が最強!

衣類についたチョコレートのシミ抜きについて、3種類の方法をご紹介しました。使われている生地にもよりますが、台所用洗剤を使うと簡単に汚れが落ちましたよ♪ これからは、チョコレートのシミができても慌てず騒がず、台所用洗剤を用意しましょう!