【2021年春】「益子WEB陶器市」開催。ここでしか聞けない注目作家や窯出し情報をお届け!

2021年 春の益子WEB陶器市

2021年春。今年も益子WEB陶器市の開催が決定されました。うつわ好きなら誰もが知るビックイベント。心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。

今季はどのような進化を遂げて開催されるのか。新機能プレサイトの使い方や窯出しスケジュールについてなど、陶器市を徹底的に楽しむためのコツを、益子WEB陶器市事務局 の奥村さんに伺いました。ここでしか聞けない注目作家さんの情報も……!

「2021年2月ごろ、町全体で話し合いオフラインでの陶器市中止を決定しました。1月に緊急事態宣言が出るまでは、現地開催のつもりで動いていたのですが……」そう話すのは益子WEB陶器市事務局の奥村さん。“益子町のことをもっと知ってもらう”というミッションを掲げ、地域・観光事業の活性に取り組まれています。

今年で3回目となる益子WEB陶器市。回を増すごとにパワーアップしていますが、今季はいったいどんな見所があるのでしょうか。

開催前からもう楽しい。プレサイトで商品や価格帯をチェック

注目の作家さんは?

「女性陶芸家の鳴海鈴子(なるみれいこ)さんは、今年3月に陶芸学校を卒業されたばかり。今季の益子WEB陶器市がデビュー戦となるので、ぜひ注目していただきたいです。

通常、現地開催ではテント数やスペースが限られているので、新人作家さんはなかなか出店しづらい。しかし、 オンライン上だとスペースは無限にありますから、デビューしたての新人さんからレジェンドとも言える作家さんまで、一同にそろうのもWEB陶器市ならではの魅力だと思います」(奥村さん)

「打って変わって、こちらは益子で2代続く窯元 川尻製陶所(かわじりせいとうじょ)さん。諸事情によりこれまで出店を見送られていたのですが、満を持して初登場となります。

登窯(のぼりがま)という昔ながらの製法で、三日三晩と長い時間をかけて作られるうつわは、やわらかくやさしい雰囲気。今回、どんな作品が出品されるのか私たちも楽しみです」(奥村さん)

陶器以外の工芸品にも注目!

「陶器に負けず劣らず人気があるのが、木工工芸品。益子町には木工作家さんが多く、根強いファンもいらっしゃいます。今回は2~3名の木工作家さんが出店予定です」(奥村さん)

「さらに、今回新しいジャンルとして登場するのが紙クラフト。手すきの和紙で作られた置き物やブックカバーが出品される予定です。このほかにも、金属工芸品やアクセサリーなど、クラフト工芸品にも注目していただきたいです」(奥村さん)

益子の道の駅では、食品に並んで販売面積の半分を占めるほど、クラフト工芸品の生産が盛んだそう。うつわだけでなく、温かみのある工芸品も要チェックですね。

もっと楽しむために!利用上の注意点

窯出しはいつ?

期間中の窯出しは5月2日(日)、5月5日(水)の2回。前回は在庫の追加が中心でしたが、今回は新規作品が追加されるそうです。新たな作品に出会えるチャンスですので、要チェックですね。なお、在庫補填は常時おこなわれる予定とのこと。

在庫確保

商品の在庫確保は、購入手続きをもってのみです。買い物カートに入れただけでは在庫の確保にはならないのでご注意を。絶対にゲットしたい!! という商品は、すぐさま購入することをおすすめします。

決済方法と発送について

決済手段はクレジットカード払いかPayPal払いのみ。スムーズにお買い物を楽しむために、クレジットカードまたはPayPalアカウント作成など、事前に準備しておきましょう。

また、配送料については以下の通り。通常は毎回の注文につき料金がかかる仕組みですが、複数点購入時は同梱の申し込みをすると、ひとまとめにして発送してくれるそうです。なお、同梱は申込み制ですのでご注意ください。

・10,000円未満……980円
・10,000円以上 15,000円未満……490円
・15,000円以上……無料
※1回の注文あたり

益子町の想いが詰まった、WEB陶器市

益子WEB陶器市 最大の魅力は、ほかにはない「血の通ったオンライン販売」であることだと奥村さんは云います。

80歳近くにもなる高齢作家さんが、何十時間とかけてタブレットに商品情報を打ち込むんだそう。温かみのある商品紹介文や画像は、益子WEB陶器市ならではです。

さぁみなさん、準備はよろしいでしょうか。いよいよ4月29日(木)午前9:00よりスタートです!

文 / 高崎 瑞輝(macaroni編集部)