アトラクション外観 ©︎Disney ©Disney / Pixar

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2017年5月12日にグランドオープンした東京ディズニーシーの新アトラクション、「ニモ&フレンズ・シーライダー」。

【写真30枚でチェック】「ニモ&フレンズ・シーライダー」 トリビア10 フォトギャラリー

人気のディズニー映画の世界観が体験できる新アトラクションを10倍楽しめる?「10」のとっておきトリビアをご紹介します!

ポートディスカバリーに登場した新アトラクション、「ニモ&フレンズ・シーライダー」。

映画に登場する、ニモやドリー、クラッシュなど、多くのキャラクターが登場する明るく賑やかなライド型アトラクション。

アトラクション自体の面白さももちろんですが、それ以外にもアトラクション内外に隠れたこだわりやトリビアが多く存在します。

中にはアトラクションを体験しなくても楽しめるものや、以前の人気アトラクション「ストームライダー」や周辺の設定を思い起こさせる演出も…?

そんな「10」のこだわりやトリビアをご紹介します!

1. ベビーカー置き場に描かれた「あのキャラクター」

人気のディズニー映画が舞台となっている「ニモ&フレンズ・シーライダー」。

開始からしばらくはかなりの人気になると思われます。しかし、アトラクションに乗らなくても楽しめる要素がいくつか隠れています。

まずは、建物前にある、ベビーカー置き場。ここにはその置き場所を示すプレートがあります。

一見、何の変哲もないこのプレートですが、近づいてそのイラストを良く見てみると…?

なんとベビーカーの上からは、見覚えのある「あるキャラクターの体の一部」が…!

映画「ファインディング・ドリー」をご覧になった方ならすぐわかりますよね! ぜひ確認してみてください。

2. 停泊している潜水艇に記された「数字の秘密」

ディズニーパークの中では、時々「記号」や「数字」の言葉遊びが隠れている事がよくあります。

同アトラクションにもそんな小さなこだわりがあります。それはアトラクション建物の前に停泊している「魚型」の小型潜水艇。

この北側の潜水艇の後方、尾ヒレのあたりに注目してみてください。ここには「120517」と言う数字が書かれています。

一見すると、特に意味のない数字に見えるのですが、これを逆に読んで「日付」に直すと、「2017年5月12日」となります。

これは同アトラクション、「ニモ&フレンズ・シーライダー」がグランドオープンとなった日付なのです。

こんなところにメモリアルの日付が記されているのですね。

ちなみにこの潜水艇、すぐ近くでじっくり見るためにはファストパスでなく、スタンバイでないと見られません。

そんなこだわりも楽しいですね。

3. 一瞬だけ現れる「過去の潜水艇の未来の姿」

アトラクションに入ると、私達ゲストは研究員の説明を受ける場面になります。

その際、中央上部にある楕円形のスクリーンに投影される映像を見る事になりますが、ここに一瞬だけ登場する「過去と未来を結ぶ数字」があります。

それは説明の途中で登場する、魚型の「黄色い潜水艇」。

先程も潜水艇に刻まれた数字のお話をしましたが、この潜水艇にも同じ様に数字が刻まれています。

その数字は「151101」。この数字、先程の様に日付にしてみると…ちょっと意味が無さそうな日になってしまいます。

実はこの数字、同アトラクションがストームライダーだった頃、入口スロープの対岸に「クレーンで吊るされていた潜水艇に書かれていた番号と同じ」なのです。

当時はストームライダーを中心とする施設、「気象コントロールセンター(CWC)」が所有していたこの潜水艇。

この映像に登場する「黄色い潜水艇」は、今度は引き続き海洋生物研究所の探査艇となって、活躍していると言う事なのかもしれません。

以前は吊るされてメンテナンス中だったのですが、その後に塗りかえられて現在は立派に活躍している様ですね。

4. 建物内部の壁には魚のシルエットと英語名、学名等が書かれている

アトラクション建物に入ると、中央に大きな水槽とその上に楕円形のスクリーンがあります。

この場所にどうしても注目してしまいがちですが、この建物内の柱の部分には、水深の目盛がふってあり、4メートルの高さまで表示されています。

この4メートル、こうしてみると、意外な深さである事がわかります。

さらに周囲の壁一面には様々な「海洋生物のシルエット」と、その下には「英名」とラテン語の「学名」が書かれています。

室内は暗く、表示も小さくて見難いですが、ぜひ近づいて見てみてくださいね。

さらに入口入って1番奥の壁、水槽の裏側付近のちょっと見えにくい場所には人間のシルエットがあり、「Human 1.8m Homo Sapiens」と書かれています。

ぜひ他の魚の大きさと人間の大きさも比べてみてくださいね。

5. 建物内や銅像に刻まれた海洋生物研究所からのメッセージ

アトラクション入り口の近くには、ニモやドリー、そしてゲストが乗るシーライダーをかたどった銅像が置かれています。

この銅像の下には小さく英語のメッセージが刻まれています。

また、この文字と同じメッセージがアトラクション建物に入って、すぐ上部、後ろ側にも書かれています。

書かれている英語の意味は「海洋生物研究所:ひたむきさと感動に溢れている不思議な海の世界。研究と技術をもって、海洋生物への尊敬と探究を行う事が私達の責務です。」(筆者訳)と言う意味の言葉が書かれています。

映画の世界の中でも海洋生物の保護や研究を行っていた海洋生物研究所。

未来の研究所でもそうした活動が続けられているのですね。

6. ストームライダーの面影…?ドアに書かれた「ディフューザー」の文字

シーライダー内に入り、ゲストが座席に座るといよいよ出発です。

この潜水艦を構成する物質、チヂミニウムは電気を通すと小さく収縮するという特徴があります。

搭乗前の説明では、このシーライダーの外壁部分は、このチヂミニウムで作られている事が伝えられます。

そのため、ゲストが乗ってから入口のドアが閉まると、ドア内側部分には「縮小するので注意を」と言う意味のイラストと注意書きが書かれています。

実際は「開閉するドアに注意」と言う意味だと思われますが、このイラストにご注目。

良く見ると、「CHIZIMINIUM DIFFUSER(チヂミニウム・ディフューザー)」と書かれています。

ストームライダーファンの方ならすぐにおわかりですよね。

ストームライダーでストームを消滅させるために使われたのは「ストーム・ディフューザー」。

こんなところにも過去の物語をちょっとだけ感じられます。

7. シーライダー内部、上部両サイドのスクリーンのこだわり

正面の大きなスクリーンに映し出されるたくさんの海の生物たち。基本的な物語はこの正面スクリーンで進んでいきます。

しかし、意外に見逃してしまうのが、上部両サイドにある、5つのスクリーン。

ストームライダーの時はドアにある「円形の窓」から、同じように外の風景が見られましたが、このシーライダーでは、左右の上部に5つのモニター型スクリーンが並んでいます。

このスクリーン、単に水の中や空の景色を映し出すだけでなく、「進んでいく物語の場面にきちんと連動している」のです。

例えば、海流の強い流れに、あるキャラクターが吸い込まれてしまう場面では、ちゃんとこのスクリーンの左端から伝わって正面のモニターに出てきます。

他にも、海から一度出るシーンもありますが、その時はちゃんと水滴がこのスクリーンの後方に流れていったり…と、細かな演出も見逃せません。

なお、このスクリーンはできるだけ後部座席の方が見やすいので、自分で選ぶ事はできませんが、覚えておくと良いでしょう。

8. やっぱりいた!「隠れミッキー」はここ!

そして気になるのが恒例の「隠れミッキー」。

建物内部のスクリーンや、映像の途中では「泡」が出てくる場面が非常に多いので、これらが一時的にどれも隠れミッキーに見えてしまう場面もあります。

そんな中、わかりやすく明確なものを1つだけご紹介。

それはアトラクション建物入り口の前にある、円形の金属でできた魚のオブジェ。

このオブジェに、向かって「左側」から建物に入る時、やや下の方を見てみると…。

ちょうどお子さんの視線の高さになっているのも注目。ぜひご自身で探してみてくださいね。

9. ポートディスカバリーの「別の場所」になって変わったもの

新しいアトラクションと新しい設定になったポートディスカバリー。

「【TDS】物語はこう変わった!「ニモ&フレンズ・シーライダー」とポートディスカバリーの新BGSに迫る」の記事でもご紹介しましたが、これまでストームライダー等があった、同じポートディスカバリー内の別の場所と言う設定になった様です。

そんな中、細かく変わった変更点。それは施設周辺の「街灯」が変わった事。

これまでのポートディスカバリーは、「海の上」の都市であったため、基本的に樹木が生えない特徴がありました。

そのため、これまでの街灯は「ヤシの木」をデザインしたものでした。

しかし、新しい現在の場所は海や自然が豊かな場所であるためなのか、街灯のデザインも変わりました。

明確な物語は定かではありませんが、こんな所でも物語の違いが表されているのかもしれませんね。

10. 映画を見てから、又は見直してから行くべき!

ディズニー映画、「ファインディング・ニモ」や「ファインディング・ドリー」の世界がモデルとなっている同アトラクション。

言うまでもありませんが、この2本の映画を見てからアトラクションに乗る方が何倍も楽しめます。

映画の中で登場したキャラクターはもちろんの事、細かな設定や物語のポイント、登場人物等がストーリーの中にも数多く反映されており、映画を見てから乗ることを絶対お勧めします。

もちろん映画を見ないでも十分楽しめるアトラクションですが、同アトラクションは「複数の場面」の組み合わせだけでなく、その中で「更に複数のキャラクター」が登場して楽しませてくれます。

また、アトラクション周辺には同映画シリーズに登場したキャラクターがフィギュアとして置かれています。

これらも映画を知っていればかなり楽しめる場面が再現されています。

…いかがでしたか? 複数パターンや複数キャラクターで何度も楽しめるだけでなく、細かなこだわりがあちこちに見られる「ニモ&フレンズ・シーライダー」。

新しいアトラクションと新しい物語はこれまで以上に、私たちのイマジネーションをもっともっと膨らませてくれるかもしれません。

もちろんここで紹介しただけでなく様々な細かなこだわりがきっと隠れていると思います。

ぜひ皆さんで探してみてくださいね!