永観堂の紅葉ライトアップを楽しむベストコースはこれ!
■ みかえり阿弥陀で有名な紅葉の名所に酔いしれる
【写真を見る】中門をくぐりしばらく歩くと、諸堂入口となる大玄関前付近の見事な紅葉が迎えてくれる/(C)サダマツ ヨシハル
浄土宗西山禅林寺派の総本山で、空海の弟子・真紹が藤原関雄の山荘を譲り受け、尊像を安置し真言宗の道場としたのが始まりとされる永観堂。振り返っている姿から“みかえり阿弥陀”として有名な、本尊の阿弥陀如来立像など、多くの寺宝を所蔵し、ライトアップ期間中には寺宝展も開かれる予定。
853年に創建し、近年では“モミジの永観堂”としても有名で、境内一帯が深紅に染まるほどの紅葉の名所だ。水面にカエデやイチョウが映り込む放生池は見逃せない。また、石畳の道には優しい光がともる灯籠が並び、ロマンチックな雰囲気に!
特に決まったルートはないが、ベストコース<1〜6>は、まずは中門から石畳の通路を通って放生池方面へ。紅葉の背後に浮かぶ多宝塔を眺めたあとは、茶屋に寄って紅葉と池から流れる小川のせせらぎを感じながら、散策の休憩をとるのもおすすめ!
■ <1>大玄関前
中門をくぐりしばらく歩くと、諸堂入口となる大玄関前付近の見事な紅葉が迎えてくれる。ここから多宝塔方向を見上げるのもおすすめ
■ <2>石畳の道
優しい光がともる灯籠が並べられた、風情あふれる石畳の両わきに紅葉が並ぶ。参拝者を別世界へいざなってくれるようなアーチに感動!
■ <3>阿弥陀堂
本尊の阿弥陀如来立像が安置される阿弥陀堂は、極彩色と紅葉の鮮やかさがとても印象に残るスポット。幻想的な光景を目に焼き付けよう。
■ <4>極楽橋
極楽橋の上に立って放生池の中心を眺めると、燃えるような紅葉や池の中心に立つ弁天社を望める。弁天社にかかる橋が池に映るのも美しい。
■ <5>画仙堂
庭園に立つ画仙堂周辺から多宝塔方向を見上げれば、まるで深紅の海に浮かぶように多宝塔が見られる。一度見ると忘れられない光景だ。
■ <6>みかえり茶屋
美しい日本庭園を眺めながら、みたらし団子やお茶で一服できる茶屋。出口に向かう前に、散策の疲れを癒しながら深紅のカエデを眺めよう!
【関西ウォーカー編集部】