どんなにラブラブなカップルでもケンカはつきもの。TVのチャンネル争いや脱いだ洋服や靴下をそのままにしておくのが許せないなど、些細なことで彼とよくケンカしちゃうなんて人も多いはず。そんな自分に嫌気がさしているかもしれないけど、実はケンカって関係を良好にしてくれるものだって知ってる? 実際、ケンカを10回以上しているカップルの方が、していないカップルより関係がいいという研究結果もあるほど! とはいえ、ただケンカをすればいいというわけじゃない。今回は彼との関係をグッと深めてくれるケンカのお作法をご紹介!


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1:厳しい言葉を放つ前に、まず一息つく

怒りモードになっているときは、考えるよりも先に口が出てしまうことも多い。だからこそ、不満を口にする前に一息ついて、怒りを鎮めることが大事。

方法は簡単。何かを言いたくなったら「3、2、1」とゆっくりカウントダウンをして、“大切な相手にこんなことを言ってもいいの?”と自分に尋ねてみて。そうすることで、もっと冷静で優しいアプローチが出来るはず!

2:主語は“あなた”でなく、“私”!

相手に怒っているときは、“私は傷ついている”と自分を主体にできず、“あなたが悪い”と相手主体に物を言ってしまいがち。でもそれではダメ! メグ・バターソン心理療法士によれば、「相手を責めたり咎めたりすると、こちらの言い分を聞いてはくれません。いくらこちらの主張を訴えても、理解してはくれないのです」とのこと。相手を責めるのではなく、“私”を主語にして、自分の感じていることや解決策を伝えること。互いに改善していこうと歩み寄れば、関係も深まるはず!

3:相手の性格でなく、問題に対して文句を!

心理学のジョン・ゴットマン教授の研究によれば、10年ほど交際しているカップルが別れるときの理由のひとつに、女性が常にパートナーに対して、特定の問題でなく相手の性格に愚痴を言い続けることがあるんだとか。

「やっぱりお皿洗ってくれていない。本当に怠け者だね!」と言って相手を怒らせたり、げんなりさせたりしてはダメ。代わりに「帰ってきて、洗面台に洗い物があるとイヤなの。この日はあなた、次の日は私、って感じで家事のスケジュールを決めない?」と明確に問題や不満を伝えるようにして。

4:言う前に、聞く!

言い合っているときは、相手の話を聞くよりも自分の意見を言うことに熱が入ってしまうもの。あなたも相手の言い分は聞かずに、自分の不満ばかり言っていない? でもバターソン心理療法士によれば、不満がある人こそ、自分の弁護をする前に相手のことを聞くべきなのだそう。なぜなら、そうすることで相手に聞いている姿勢を見せられるだけでなく、実際に相手の言いたいことが理解できるから。そうすれば、言い合いもただのケンカではなく、解決策へと導く有意義なものに変わるはず。まずは爆発する前に……とりあえず聞いてみよう!

5:言い方や発言を変えてみる

何度もケンカを繰り返しているのに、常に相手のレスポンスが一緒で結局同じことの繰り返しなんてことはない?

それを変えたいなら、自分の言うこと、そして言い方を変えてみて! 「同じことの言い合いでは、ケンカがパターン化してしまいます。だからこそ、アプローチの仕方を変えなくてはダメ。相手のダメなところを責めるのではなく、どうやったら相手を改善できるような話し合いになるのか。それを考えて実践するのが大事です」

たとえ言い合いになっても、決して相手への尊敬と優しさを忘れなければ、相手も同じように応えてくれるはず。ケンカを重ねるごとに彼との関係を深められるよう、心がけてみて!

出典:GLAMOUR

TRANSLATION: MARIKO PEELING