元FBI分析官が教える、4つの最も危険な性格的特徴「その1:ナルシスト」

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街中での突然の発砲事件、いきなり豹変し被害に襲い掛かる暴行犯、そんな事件の裏側にある犯人の性格を分析してきた元FBI精神分析官、ジョー・ナバロ氏。そんな彼が、危険な行動に走りやすい4つの危険特性を挙げ、危険信号やケーススタディなどを紹介しています。

●「妄想狂」
不合理な疑いに駆られ、その猜疑心はどこまでもとどまるところを知らないタイプ。拒否されたり妨害されたり、はたまた恥をかいたりした時には危険な感情の爆発が。
(こんな人)
浮気をしているとの疑いから彼氏や彼女のe-mailをくまなく調べ、彼・彼女のことを話す人を見れば絶え間なく不安にかられる人や、真偽の疑わしい治療法などを進めてくる人など。
(ケーススタディ)
あなたの運転中に、あなたが意図的に割り込んできたと思い込み、後をぴったりつけてくるドライバー。恒常的に不平を言い続け、他人が昇進し自分がしないと問い詰める同僚。陰謀説を信じる隣人、などなど。
(あなたが感じる影響)
妄想狂な人格をなだめる作業は、緊迫感あるイライラさせる神経を高ぶらせるもの。こうした人を持つ家族からはしばしば精神衰弱が報告されます。
(赤信号)
1. 疑惑心が過度に高まっている。
2. 道徳観や批判的な態度が強まっている。
3. この人との会話は、常に痛烈な批判や罵倒が待っている。
4. しょっちゅう目上の人と議論をしている。
5. この人の信条と正反対の「証拠」が存在しても、自分の信じることを信じ込む。
6. 理由もなしに嫉妬する。
7. 特定の事柄に対し、衰えを知らぬような一途で短絡的な思考を持っている。
8. 侮辱を感じやすい。
9. 自分と違う人を嫌ったり憎んだりする。
10.友達が少ない。

●「情緒不安定」
天気のように心が変わりやすく、とても予測が難しい世話が焼ける人で、感情の起伏が猛烈に激しいタイプ。
(こんな人)
受けた侮辱を蓄積して将来の口論に備えようとしたり、24時間体制であなたの注意を引こうとする人や、やってはいけない人と恥知らずなほどにイチャイチャする人など。
(ケーススタディ)
自殺など自傷行為をすると脅して周りの人間を操ろうとする人。毎回別れを切り出しては、すぐに元に戻ろうと懇願する人。みんなが腫れ物に触るように扱う気難しい上司。
(あなたが感じる影響)
気性の上下が激しい人間との接触は、あなたを消耗させるばかりでなく、不安症や慢性的ストレスの原因に。
(赤信号)
1. 一か八かの妥協を許さない考えに傾いている。
2. この人だけを絶対的に愛する人を求める恐ろしいほどの欲求。
3. その場の状況にそぐわない感情の爆発を起こす。
4. いつも決定権を欲しがる。
5. 極端なほどの気まぐれを見せる。
6. 原因も無く友人や恋人を敵視する。
7. しょっちゅうストレスでボロボロになっている。
8. 信用が置けなく、不安定。
9. 一時的に熱狂的になるものの短い異性関係ばかりが続いている。
10.同僚や友達、恋人などの所有物を壊した経歴がある。

●「捕食者」
愛着心や良心、道徳観や法律さえにも頓着しないこのタイプは、人の弱みを察知し漬け込む天才。
(こんな人)
人の家に押し入り盗みを働く人や、飲み屋であなたのお酒に薬を盛ったりする人など。
(ケーススタディ)
連続レイプ犯。殺人者。職業詐欺。
(あなたが感じる影響)
この人の側に居ると、不安や心を乱される感覚に襲われ、時には毛の逆立つような思いも。
(赤信号)
1. 違法行為の経歴がある。
2. 嘘をつくのを楽しみ、つく必要が無い時でもつく。
3. 他人のトラブルに対して無関心。
4. セックスのために強要や脅しといった手段にでる。
5. 横柄で高慢、自説を曲げず傲慢。
6. 意図的に家族や友人を傷つける。
7. 向こう見ずで、スピード違反や飲酒運転をする。
8. 失敗から学ばない。
9. 人を利用するためにその人たちからの信頼を勝ち得ようとする。
10.周りの人から、不愉快だったり信用できないといった評価を下されている。

●「ナルシスト
スポットライトを浴びることが好きな人は数あれど、このタイプはだまし、ズルをし、陰謀を企てて他の人がどうなろうとおかまいなしにでもナンバーワンになろうとします。
(こんな人)
人が昇進すれば影で中傷する人や、パーティーや会議にいつも遅れて登場する人、はたまたレジの列の最前列に割り込んでくる人など。
(ケーススタディ)
オフィスのイジワル女。他人の前でパートナー・恋人などをけなす人。お金を借りて絶対に返さない人。
(あなたが感じる影響)
この人にとって、他人の要求はこの人のものより価値ないもの。一緒に居る人を小さく不幸で欲求不満な思いにさせ、ストレスまみれにします。
(赤信号)
1. 人をけなして自分を優位な位置に持ってくる。
2. 自分の思い通りにいかない時、自分以外の全ての人を責める。
3. 膨らみまくったエゴが見える。
4. 特別な扱いを受ける資格があると思い込んで振舞う。
5. 他人への共感能力が低い。
6. 恥知らずなほどに有名人の知り合いがいるようにほのめかす。
7. 自分の外見に酔いしれている。
8. 他人に対しての関心を持たず、会話はすべて自分のこと。
9. 注目の中心でないと気が済まない。
10.買うお金が無くても最高の家、車、家電や宝石、洋服を買おうとする。

さて、危険なタイプは分かったものの、対処方法は?まずはこうしたタイプの人との接触を極力避けること。もし不可能な場合は、下記の身を守る戦略を用います。

●「記録を取る」
もしも誰かが後をつけたり殴ってきたり、嫌がらせをしてきたならば、全てを書くなどして記録に残しておきましょう。今後人事部や警察、弁護士に相談する際に役立ちます。

●「断固として断る姿勢を」
強引に印鑑の捺印を強要してきたり、契約書のサインを求めてきたり、はたまたお金を脅し取ろうとしてきたりしたら、断固として断り、彼らにドアを開けない姿勢を。

●「サポートしてくれる人たちを確保する」
家族や友人に自分に降りかかっている状況をちゃんと話し、シェアすること。この後、彼らの仲裁などで助けを求めることになるかもしれません。

●「時間に注意」
人間関係のトラブルは午後8時から午前2時の間に増加。夜出歩くな、というわけにはいきませんが、暗くなってからは警戒感を高めましょう。

●「境界線を張る」
こうした危険人物たちは、自分たちの要望や行為に答えてくれる人を望むもの。要望や行為に反応せず、あなたがこれに「しくじる」ことで、彼らのターゲットからはずれるように。

●「警戒感を常に怠らないこと」
基本的ながら、大事なこと。子供をベビーシッターに預けっぱなしにしたり、修理屋さんをむやみに家に上がらせたり、はたまたよく知らない人にお金を管理させたりしないこと。

Everything You Need to Know About These 4 Dangerous Personality Types
http://www.womenshealthmag.com/life/dangerous-personality-types