映画、小説、音楽、ドキュメンタリー…あらゆるカルチャーにはその時代の空気や変化が反映されています。そんな「社会の写し鏡」ともいえる、秀逸な作品を編集部Sが紹介。東出昌大のその場にハマりきれていない、不安定な存在の仕方に惹かれる。映画館で見そびれてしまった『梅切らぬバカ』を配信で観た。49歳の自閉スペクトラム症の息子(塚地武雅)と同居している母(加賀まりこ)を主人公に、隣の家族や近隣住民との摩擦や騒動