やらないと危険!Androidで今すぐすべきセキュリティ対策3つ

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10月26日、三菱東京UFJ銀行は、同行インターネットバンキングを装った偽画面で、契約カード裏面の確認番号表の全数字を入力させるウィルスについて注意を呼びかけました。

ネットを介しユーザーに損害を与えるマルウェア(悪意のあるプログラム)は、「ひっかかる方にも原因がある」と言えば簡単ですが、はたして個人の意思だけで防げる問題なのでしょうか?

およそ1200万件の個人情報流出!不審なアプリはダウンロードしちゃダメ」では、Androidでアプリをインストールするときに必ず表示される「権限情報」についてチェックすべき、とお伝えしました。これ以外にも気にしておきたいポイントはいくつかあります。

スマホの魅力のひとつに、空いた時間にショッピングなど金銭の取引が即座にできる手軽さがあります。IDやパスワード、クレジットカードといった個人情報を記憶させれば、次回からは入力の手間も省けて非常に楽です。

そんな重要な情報がつまったスマホを私たちは毎日持ち歩いていて、盗難や盗み見のような「外的要因による情報流出」には注意していても、「内部からの情報漏えい」に対する警戒心は薄いように感じます。

先日のなりすましウイルスによる誤認逮捕事件のように、知らないうちに端末の個人情報が遠隔操作で第三者に悪用され、大きな被害を受ける可能性だってあるのです。

そこで本記事では、Androidを導入したその日に済ませておきたい、「超キホン」のセキュリティ対策をおさらいします。

■1:「提供元不明のアプリ」設定はオフに

端末のセキュリティ設定で、「サードパーティ製アプリのインストールを許可する」にチェックがないことを確認してください。サードパーティ製アプリとは、GooglePlay以外で配信されているアプリ全般を指し、いわゆる「野良アプリ」の侵入をシャットアウトできます。

もちろん、サードパーティ製アプリの全てが危険というわけではないのですが、初心者のうちは公式マーケットだけを利用するのが無難です。

■2:セキュリティソフトは「転ばぬ先の杖」

不正なプログラムを検出してシステムを保護するセキュリティソフトは必須です。常に最新のウイルスリストに更新するようにして、リアルタイムでモニタリングさせておきましょう。

セキュリティソフトが常駐していると、スマホの動作が遅くなったり消費電力が増えたりするので、いろいろなソフトを試用して、自分のスマホで安定して動作するものを選ぶといいと思います。その際も第三者のレビューを参考に、信頼できる提供元から入手してください。

なお、無料のウイルス対策ソフトとして、Andoroidユーザーから評価の高い定番アプリを以下に紹介します。

【Dr.Webアンチウイルス】

【avast! Mobile Security】

■3:アプリの利用規約をよく読んでインストールする

アプリのインストールや利用登録の際、規約の内容を読み飛ばして「同意する」をタップしていませんか?

無料・有料を問わず、アプリのインストールにあたっては個別に「約束」が交わされます。たとえば、規約に「システムの全般設定の変更」を求めるアプリをインストールしたら、そのアプリは、「あなたのスマホのシステム設定を自由に変更できる」セキュリティ権限をあなたから与えられたのです。

あとあと自分に不利な条件に泣かされないためにも、利用規約にしっかり目を通し、よくわからない内容があれば利用を保留する勇気も必要です。

スマホによって自由度が広がる反面、そのリスクも自覚し、常に情報収集を心がけ、安心快適なスマホライフを送りましょう。

女子だから…なんて言ってられない!スマホのセキュリティ記事一覧

【参考】

※ ウィルス感染等によるインターネットバンキングの犯罪にご注意ください(平成24年10月26日)。 | 三菱東京UFJ銀行

(ライター:鈴木めぐみ)