バラク・オバマ元大統領、姓を変えて活動中の長女について語る マリア・アンの名前で監督デビュー
バラク&ミシェル・オバマ元大統領夫妻の長女としてマスコミの注目を集めてきたマリア・オバマ。名門ハーバード大学を卒業後、エンタメ界でキャリアをスタート。アマゾンプライムビデオが制作したドラマ「キラー・ビー」の脚本に参加、短編映画「The Heart」を手がけて監督デビューも果たしている。この作品は昨年のトロント国際映画祭や今年のサンダンス映画祭で上映され注目を集めたが、マリアは自分の名前を「マリア・アン」とクレジット。オバマの名前を捨てたとニュースを賑わせた。
このことについてオバマ元大統領が初めて語った。今週ポッドキャストに出演した彼はマリアのキャリアについて聞かれると「(映画が完成したとき)私は娘に対して『君が誰なのか、みんなが知っているよ』というような感じだったんだ。すると娘は『私はみんなが初めてこの映画を見るとき、そういうことを連想しないで欲しいんだ』って言っていた。だから娘たちは(オバマの名前を)利用しようとしていない」。元ファーストドーターが作った映画、と見られないためにマリア・アンの名前で公開した娘の意思を理解していることを明らかにした。
アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの娘シャイロがピットの姓を法的に削除し「シャイロ・ジョリー」に改名したり、トム・クルーズの娘スリが高校で母ケイティ・ホームズのミドルネームであるノエルを姓として使っていたりと、親の名前を捨てるセレブキッズの話題が続いているハリウッド。シャイロやスリの場合は疎遠な父と決別するためだと見られているが、マリアとオバマ元大統領夫妻の場合、親子関係は良好。親の名声に頼らない姿勢を示しただけなのだが、元大統領の気持ちはそれなりに複雑そう。
ポッドキャストで元大統領は「彼女たちにまったく手助けをしないことが、ミシェルと私にとって一番の挑戦だ」とコメント、「娘たちはこういうことにとても敏感で、頑固なんだ」と語っていた。マリアも妹のサシャ・オバマもネポベイビーと呼ばれ、批判されないために、有名すぎる両親から独立しようと頑張っているもよう。マリアがこれからマリア・アンの名前でどんなキャリアを築いていくのか、楽しみにしたい。