夢の続きにひたれるホテル。【星野リゾート 1955 東京ベイ】で“古き良きアメリカ”を体験
2024年6月、新浦安にオープンしたホテル【星野リゾート 1955 東京ベイ】。ロサンゼルス近郊に世界初のディズニーランドができた1955年ごろのアメリカをモチーフに、「古き良き」を意味する「OLDIES GOODIES(オールディーズ グディーズ)」がコンセプト。テーマパークの利用客が快適に過ごすための施設や備品、24時間営業のお店を備えるほか、 “夢の続き” を楽しめるような館内のインテリアもステキです。
アクセスと駐車場
ホテルがあるのは、舞浜駅の隣にあるJR新浦安駅。駅からホテルまでは無料のシャトルバスが運行していて約10分。ホテルから東京ディズニーリゾートⓇもシャトルバスで30分ほどです。駐車場は339台の収容が可能で12時間ごとに¥500。チェックイン前やチェックイン後も利用可能です。
▲ホテルの無料シャトルバス
シャトルバスは駅とホテル、ホテルと東京ディズニーリゾートを往復しています
▲フロントは当時の銀行のカウンターがモチーフ
客室にアメニティを備えていないので、フロントの横の棚から必要なものをピックアップします。
▲壁沿いにずらりと並ぶチェックイン端末
チェックインは各自端末で行います。638室もある大型ホテルのため、混雑緩和に15台の端末が置かれます。チェックアウトはカードキーをボックスに返却するだけとスピーディー。
▲チェックイン
ルームキーの発行も端末を使って自分で行います。カードキーは3種類の柄が用意され、1950年代から60年代にかけての自動車や家具などモダンで懐かしいデザインをプリント。好きな柄を選べるのもうれしいですね。
▲スタッフのユニフォームも50's(フィフティーズ)のイメージ
女性スタッフが着るブラウスとスカートは『ローマの休日』(1953年)のオードリー・ヘプバーンの衣装がモチーフ。また、館内にかかるBGMにも注目。時間帯や場所によって、ポップスやカントリー、ジャズをはじめ、21時から24時までロックンロールがかかるなど、滞在中の雰囲気をさり気なく盛り上げます。
▲無料のセルフロッカー
チェックインは15時、チェックアウトは11時ですが、ロッカーはその前後も利用可能。荷物を預け、身軽に行動できるので利用価値大です。
朝5時ホテル到着から利用できる2nd Room
テーマパークを訪れるゲストに好評なのがホテルの「 2nd Room」。夜行バスやマイカーで早朝に到着しても、プリチェックインをすれば、2nd Roomで休憩してからお出かけできる便利なラウンジです。チェックアウト後も15時まで利用可能。
▲2階にある 2nd Roomの入口
艶消しになったピンクやグリーン、イエローなど、壁の色には西部開拓時代の伝統色で1950年代に流行した、バターミルクペイントを採用。フィフティーズらしい世界観にひたる色彩です。
▲早朝到着してもくつろぐことができる2nd Room
2nd Roomには、アメリカで買い付けたミッドセンチュリー(20世紀中期)デザインの家具が置かれます。カーテンで仕切られた中央部はゴロリと横になれる共用スペースになっているほか、個室もあります。
▲中央にある「ゴロゴロスペース」
靴を脱いでゴロリと横になれる共用スペース。くつろいだり、仮眠をとったりと、思い思いに過ごせます。
▲ちょっとした個室にいるような窓際席
ミッドセンチュリーデザインのイージーチェアが置かれた窓際席。左側のソファは脚先が真鍮になった50年代から60年代に流行ったデザインで、ビンテージな生地で張り替えています。
▲様々なデザインのソファや椅子があるので、座り心地を試してください
空色のクラブソファも50年代から60年代のデザイン。六角形のサイドテーブルは米トーマスビル社の60年代初期の製品。ラックには絵本やビンテージな置物、80年代のダンサー人形などが飾られています。
▲個室スペース
棚の奥は靴を脱いで利用できる個室スペースになっています。カーテンを閉めるとプライベート空間になるので、休憩したりゴロゴロしたりと使い方はいろいろ。2nd Roomの一番人気のスペースです。
▲24時間購入可能な無人の「 Food & Drink Station」
軽食やドリンクを売っていて、電子レンジやトースターもあるので、簡単な食事を摂ることができます。支払いはタブレットで行い、クレジットカードなどキャッシュレス決済もできます。
▲お菓子やビール、ホテルグッズもそろいます
パンや軽食、おつまみのほか、イギリスのポテトチップなど輸入食品も並びます。ビールサーバーも設置され生ビールも楽しめます。
▲子供用品が充実した「 Kids & Baby Goods」
2nd Roomの入口には子供用品が置かれていて、おむつやお尻ふきなどの衛生用品やアメニティーを用意。自由に使うことができるので、乳幼児を連れた家族旅行にぴったり。お盆や正月など、ホテルを利用する帰省にもおすすめです。
客室:ゴロゴロ寝台付 スーペリア
客室は全638室。夫婦やカップル、家族旅行やグループ旅行など、人数や家族構成、旅のスタイルに合わせて、様々なタイプの客室を備えます。室内にもバターミルクペイントカラーが採用され、優しい雰囲気とオールディーズな味わいです。そのうえ各階ごとに電子レンジやウォーターサーバーが置かれ、使い勝手がよかったです。
▲ゴロゴロ寝台付 スーペリア
今回紹介するのは2名から4名まで利用できる38平米の「ゴロゴロ寝台付 スーペリア」、窓際の小上がりに、ゴロンと寝転がってくつろげるゴロゴロ寝台が置かれます。
▲ゴロゴロ寝台
ゆったりとくつろげるゴロゴロ寝台は、広い窓のおかげで開放感たっぷり。3名以上で宿泊するときは、ソファーベッドとして利用します。高層階では広い窓から東京湾を見渡せます。
▲独立タイプの水回り
バスルーム、洗面、トイレは独立していて、ゆとりのある洗面が使いやすかったです。バスルームは洗い場つきで、一日中観光した後に座って身体を洗えるのでとても楽です。
眺望のいいコーナールーム
6名まで利用できる36平米の「ゴロゴロ寝台付 デラックスコーナー」は、ベッドとゴロゴロ寝台にくわえ、二段ベッドのある客室。その名のとおり角部屋になっていて、広い窓とベランダに出られる開放的な客室です。
▲ゴロゴロ寝台付 デラックスコーナー
▲6名まで宿泊が可能
ファミリーやグループでの利用におすすめ。利用人数が多いため、洗面はダブルベイシンを採用します。
▲ベランダからの眺望
海側のベランダから眺めた東京湾。眼下の緑は浦安市の総合公園で、海沿いの舗装部分は2015年に開催されたエアレースの滑走路です。
|役立つアイテム
ここでは各客室に用意している備品を紹介。使い勝手の良さや役立つアイテムを紹介します。
▲大きな鏡が使いやすい
洗面にも鏡はありますが、客室にはさらに大きな鏡を用意。照明もついているので、数人同時にお化粧するときに便利です。ゲストからも好評なのだとか。
▲コーヒーと紅茶
マグカップもオールディーズ調。客室にはホテルオリジナルのアールグレーとコーヒーのドリップパックが人数分置かれます。トレーもあるのでゴロゴロ寝台の上でくつろぎながらドリンクを楽しむ時に役立ちます。
▲客室備え付けの基礎化粧品
肌に優しいオーガニックコスメ「 OSAJI(オサジ)」は、クレンジング、化粧水、乳液がありました。
▲靴乾燥機
全ての客室に靴乾燥機を備えます。雨の日にテーマパークを楽しむ方の必須アイテムです。
“アメリカが幸せだったころ” と称される1950年代。【星野リゾート 1955 東京ベイ】は、そんな雰囲気を友人同士や家族で楽しめるホテルです。テーマパークの滞在中はもちろん、ホテルでも幸せな気分を味わってみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:ホテル 星野リゾート1955 東京ベイ https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/1955tokyobay/>