荒川から次々と放たれるスターマイン/江東区広報広聴課

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日本の夏の夜空を彩る花火大会。今年の夏も日本各地で花火大会の開催が予定されている。

【写真を見る】約6000発の花火が多摩川の夏を可憐に彩る「川崎市制記念多摩川花火大会」/平成26年度川崎市観光写真コンクール入賞「彩花繚乱」能登正俊

今回は2018年夏に関東で開催される花火大会のうち、ウォーカープラスで人気の高かった上位10大会を、ハナビスト・冴木一馬氏の解説とともに紹介しよう。第一弾は10位から6位まで。

■ 第10位:第36回江東花火大会

最大4号玉が観賞できる、東京都江東区の大会。荒川に浮かべた台船から、次々とスターマインが打ち上げられる。メイン会場の河川敷までは、150メートルの至近距離で花火が観覧できるという豪華さだ。芝生の広場や護岸など、好みの場所にシートを敷いて、ゆったり見物できるのが特徴。川面に映える花火には納涼感を感じられ、下町情緒も味わえる。

■冴木一馬氏の解説:世間では音楽花火が流行りですが、あえて音楽を使わず昔ながらの演出で日本の夏の納涼花火の原点を演出。川面に映る花火が情緒あふれます。

【開催日時】2018年8月1日(水)19:40〜20:30 【会場】東京都江東区/荒川(荒川・砂町水辺公園前)

■ 第9位:第77回川崎市制記念多摩川花火大会

二子橋付近の多摩川河川敷で行われる、1929年から始まった歴史ある花火大会で、対岸の東京都世田谷区の「たまがわ花火大会」との同時開催。音楽と見事にシンクロしてスターマインが上がる「ハナビリュージョン」が目玉だ。そのほか、ナイアガラや仕掛け花火などが秋の夜空を彩る。2018年から秋開催となり、例年より開始時間が1時間繰り上がってのスタートとなっているので注意。

■冴木一馬氏の解説:今年は10月のためプログラムは未定ですが、担当するのは東京では老舗の丸玉屋小勝煙火店で、近年流行の「八方先」と呼ばれる星を間引いた花火に注目したいです。

【開催日時】2018年10月13日(土)18:00〜19:00 【会場】神奈川県川崎市高津区/多摩川河川敷

■ 第8位:花火シンフォニア

コンピューターにより音楽とシンクロさせて花火が打ち上げられる、横浜・八景島シーパラダイスオリジナルのエンターテインメント花火ショー「花火シンフォニア」。夜空を舞台に花火が踊り、きらめき、跳び跳ねる演出を楽しめる。

■冴木一馬氏の解説:八景島は90年代から音楽花火を取り入れたことで、国内でも最先端技術が使われておりピタリとシンクロさせてきます。多くの花火ファンが訪れます。

【開催日時】2018年7月14日(土)・15日(日)・21日(土)・28日(土)・8月4日(土)・11日(祝)〜18日(土) 20:30〜20:40 【会場】神奈川県横浜市金沢区/横浜・八景島シーパラダイス

■ 第7位:第71回木更津港まつり花火大会

千葉県木更津市で開催される「木更津港まつり」の最後を飾る大会。関東最大級の規模である、特大スターマインと尺玉の連打が圧巻のフィナーレのほか、ナイアガラの滝も必見だ。約1万発の花火が、シンボルの中の島大橋を照らし出す光景を堪能しよう。

■冴木一馬氏の解説:本大会は珍しく3社合同で花火を打ち上げています。通常であれば1社なので、3つの大会を同時に見れるお得感、そして比較できるので形や色を細かくチェックするのもいいかも。例年ではラストに直径60センチの二尺玉を連続で打ち上げます。大きさは約480メートルにも広がるので、目の前が花火が覆い尽くされます。

【開催日時】2018年8月15日(水)19:10〜20:30 【会場】千葉県木更津市/中の島公園

■ 第6位:第52回葛飾納涼花火大会

半世紀以上の歴史がある、下町人情あふれる花火大会。河川敷から至近距離で見る花火は迫力満点。上下2段で表現する「富士山ナイアガラ」でスタートし、クラシックと和楽器を組み合わせたデジタルスターマインなど充実のプログラムで魅せる。大空中ナイアガラも圧巻。

■冴木一馬氏の解説:コンピューターを使用してプログラムしたデジタルスターマインとピンクや水色、レモンイエローなどのパステルカラーが特徴です。

【会場】東京都葛飾区/葛飾区柴又野球場(江戸川河川敷) 【開催日時】2018年7月24日(火)19:20〜20:20

主に7月、8月に開催されるこれらの花火大会。行きたい大会は今のうちからスケジュールと合わせてチェックしておこう。(東京ウォーカー(全国版)・桑原健太郎)