彼は年収もキャリアも、学歴も経験値も、何もかもが自分よりも格下。格下の相手と付き合っていると、周りからは「もっといい人がいるんじゃない?」と言われてしまったり……。

格下彼氏でも心から好きだし、一緒にいる時間はかけがえのないものと思っていても、時には彼のプライドを傷つけないように最大限配慮する必要があります。特に結婚を意識して付き合っている場合、彼のご機嫌を損ねないテクニックを見つけておくことは大事です。

今回は、格差恋愛を続けるうえで気をつけたいことをご紹介します。

彼の前では派手なお金の使いかたをしない

2人の時間を良いものにするためには、つまらないケンカをしない工夫も大事です。女性側が気にしていなくても、もしかしたら彼は年収においても、キャリアにおいても彼女より格下であることを気にしている場合があります。

だからこそ大事なのは、派手なお金の使いかたを見せないことです。たとえば誕生日や記念日のプレゼントも、ハイブランドのものをさっと渡すのではなく、手作りのアルバムや手紙、ちょっとしたギフト程度で十分なのです。

ハイブランドのものを渡すと、彼としては「自分はこれ以上のものを渡してあげられない」と思ってしまいます。どんなに年収が高くても、彼の前では彼のお金の価値観に合わせつつ、デートや旅行を楽しみましょう。旅行も「私が旅費全部出すから行こうよ」なんて、絶対ダメですよ!

正確な年収と貯金額は言わない

結婚を前提としてお付き合いしている場合、年収や貯金額を素直に彼に伝えようか迷ってしまうでしょう。生真面目な女性なら、ますます正確な情報を伝えなくてはいけないような気もしてきます。

しかし、わざわざ伝え合わなくても、お互いの年収やキャリアに差が出ているのが明白なら、基本的には言う必要はないかも……。きっと正確な情報を伝えると、彼としては面白くありません。「彼女の方が稼いでるから楽だ!」と思うのは、ダメンズやヒモと呼ばれるタイプだけですよ。

彼も彼なりに働いている場合、彼女の方が上であることを突きつけられると、本当にこのまま付き合ってもいいのかどうかを考えてしまいます。わざわざ伝える必要がないなら、正確な年収と貯金額は言わずに、大体の金額を伝えるくらいでいいのです。

彼の仕事ぶりを否定しない

彼が格下の場合、どうしても彼に対してイライラするときもあるでしょう。性格が良すぎて要領が悪い、優柔不断だから仕事の判断が遅い、仕事に対しての欲が無い……などなど、あなたが仕事のできる女性だとしたら、そんな彼をもどかしく思い、ストレスがたまってしまうのもわかります。

とはいえ、彼は彼なりに働いているのが事実です。キャリアアップしたいと思いながらもできていないのは、本人の能力だけではなく、運やタイミング、環境なども関係してくる以上、彼を頭ごなしに否定してはいけません。

彼女より格下であることを、彼は分かっています。「だから仕事ができないんだよ!」と、デキる彼女から言われたらプライドはボロボロ状態に……。ちなみに、良かれと思ってアドバイスを言うのも厳禁です。ありのままの彼の気持ちに寄り添っていくことが、一番です。

お金の負担を背負わないこと

格下恋愛であろうと、彼の自立を妨げてはいけません。たとえば一緒に部屋を探す段階になったときも自分が多く払おうとするのではなく、2人で払える範囲の部屋を探すのです。彼女としては良かれと思ってお金を多く払おうとしているだけかもしれませんが、彼はそうは思いません。そして一緒に住んでいくうちに、どこかで負担を感じるはず。

あなた自身も、例えばケンカした時に「私が多く払ってるんだから、〇〇してよ!」と絶対に言わないと誓えますか?

彼が完全にハウスハズバンドを担うのであれば良いですが、あなたが多めに負担することで彼をダメンズにしてしまう場合も。金の切れ目が縁の切れ目になってしまうケースもあるので、ここはできるだけフェアに。

☆☆☆

格下でも好き!と思える彼氏なのだから、絆を大事にしていきたいもの。

格下の彼と付き合うなら、いくつかの禁忌行為に気を遣わなくてはいけません。良かれと思ってしたことが、彼のプライドを深く傷つけていたりするかもしれません。

彼は彼のままで自立してもらいつつ、彼の歩幅に合わせるように、お付き合いを続けましょう。