「SEGWAY BASE」は、小田急線・相鉄線の海老名駅西口、JR相模線の海老名駅東口からすぐの場所にオープン

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2018年3月24日(土)、日本初のセグウェイのテーマパーク「SEGWAY BASE」が期間限定でオープンする。

東口のエリアは、ただいま開発中!

セグウェイとは、アメリカで開発された立ち乗り電動自転車のこと。重心移動だけで操縦できる簡単さや、モーターで動き、排気ガスゼロという環境に優しい面から、アメリカやヨーロッパで注目されている。日本ではおもに観光ツアーや、自然公園でのアトラクションなどで乗ることができる。そんなセグウェイが気軽に楽しめる、世界最大規模のモビリティロボットテーマパークが海老名駅前にオープンした。さっそく気になる施設の全貌を紹介しよう!

■ まずは講習を受ける

ヘルメットと肘当て、手袋を装着して準備完了! これらはすべて無料で貸出してもらえる。常駐しているインストラクターには体重移動の仕方や、速度の出し方、止まり方などを指導してもらってからコースに出るが、この講習を受けないとコースに出れないのでしっかり受けよう。だが、初めて乗る人でも簡単で、もしかしたら自転車よりバランスを取るのは簡単かもしれない。

前を向き、目線の高さは一定に。走る時は前の人の肩のあたりを見る感覚だ。前に体重を移動させると走り出し、後ろに移動させれば止まる。この容量で操縦し、角を曲がる時は、顔→鎖骨→体の順に向きを変える。

10分ほどの講習を受けたら、ついにコースへ向かう。アトラクションはプレイ時間により料金が異なるが、この講習は時間に含まれないのもうれしい。

■ 全長約1kmのコースに出発!

「SEGWAY BASE」は約6,200平方メートルの敷地に、スラロームや坂などのコースがデザインされている。コースには、砂利やウッドチップなどの地面もあり、それぞれに走った感覚も違う。ちなみに、常駐しているインストラクターは数名いるため、コースに出たあとでも、不安があればすぐにサポートしてもらえる環境だ。

■ 慣れたら、少しスピードを出してみる

約20km/時ほどの速度が出るのもセグウェイの特徴。ここでは最大で約12km/時に設定されている。しかし、風を切って走っていると、体感速度はかなり早い。前傾姿勢になると、速度が出るので、まっすぐの道では試してみるといい。

■ 好きなコースを選べる

前述通り、坂道や障害物のある道などがあり、自分で通る道を選択することができる。「二本橋」エリアでは、体重移動が遅いと、すぐにコースアウトしてしまう。

また、「スラローム」エリアでは、スラロームの感覚が短いので、車幅が分かっていないと、スラロームに当たってしまうなど、こちらも初めてだとなかなか難しい。そのほか「材木ガタガタ」「スローブ」「S字コーナー」「周回トラック」エリアなどがある。15分2,500円〜で、ゆっくりと走っても一周10分弱で回れる設定だ。いずれも細かく体重移動が必要だが、慣れればすんなりとクリアできるとのこと。楽しんだあとは爽快感でいっぱい! 運動不足の人は、足の裏が少し筋肉痛になったりするかもしれない。

■ なぜ海老名なの?

海外では公道を走ることも認められているセグウェイだが、日本でも体験できるところはまだまだ少なく、専門のテーマパークとして楽しめるのは日本初となる。そんな記念すべき施設は、なぜ海老名に作られたのか。

海老名といえば現在、駅前の再開発が進んでいるエリア。この「SEGWAY BASE」も、その開発途中の地区にある。実はこの地区、小田急電鉄が「ViNA GARDENS(ビナガーデンズ)」として開発している場所で、2016年より建物工事が進められている。

2017年には「TERRACE(テラス)」が開業したことは記憶に新しいが、今後も高層マンションやオフィスビルなどが続々と建つ予定。そんな開発途中の場所に、期間限定でオープンしたのが「SEGWAY BASE」というわけだ。海老名エリアの活性化にも、きっと役立つはずだ。

■ 今後はどうなるの?

この施設は駅チカで、特に免許なども必要なく、気軽にフラッと行って乗れる所が魅力なのだ。

「現在の予定では、開業期間は1年間。その後、ほかの地方にももっと魅力を伝えていきたい」と、施設を運営するセグウェイジャパン株式会社の大塚 寛社長が今後の展望を話してくれた。

この機会にセグウェイを体験し、ほかのエリアの観光ツアーなどで思う存分楽しむ…。そんな、セグウェイライフのきっかけになりそうな施設だ。(横浜ウォーカー・構成・取材・文/濱口真由美)