妊婦の前で「絶対してはいけない」6つの行動

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おなかに小さな命を宿している妊婦さんの体と心は、とても繊細です。だからこそ、周囲は妊婦さんに対して、いろいろと配慮する必要があるのですが、一体どういうことに気を付けてあげればいいかわからない、なんて人もいることでしょう。妊婦さんにとってプラスになる働きかけが難しい場合、せめて妊婦さんにとってマイナスになるようなことは避けてあげたいもの。では、妊婦さんの前で絶対してはいけないこととは? 女性たちの意見を聞いていました。

(1)優先席を譲らない

・「電車の優先席を譲ってあげない行為」(29歳/自動車関連/事務系専門職)

・「電車内で席を譲らない。妊婦さんは大事にしないと」(27歳/自動車関連/営業職)

おなかが大きくなっている妊婦さんの負担は、とても大きなものです。重たい荷物をお腹に抱えているわけですからね。そんな妊婦さんに対して、席を譲らない、という行為は思いやりに欠けます。つらそうな妊婦さんを見かけたら、ぜひ席を代わってあげてくださいね。

(2)食べ物への配慮がない

・「食べ物が制限されてる人もいるから気をつける」(22歳/商社・卸/事務系専門職)

・「食べられないものもあるから、お菓子の話とかは避ける」(22歳/自動車関連/秘書・アシスタント職)

妊娠すると、それまで普通に食べられていたものが食べられなくなってしまうことも。体質が変化し、「好きなのに嫌いになった」という食べ物もありますが、おなかの中の赤ちゃんのために「食べたいけど食べられない」というものもあります。一般的に妊婦さんは食べられない、と言われているものの話題は避けたほうがいいでしょうね。妊娠した友だちを食事に誘う際も十分注意してあげてください。

(3)タバコを吸う

・「タバコを吸うことは妊婦の体に影響するから駄目」(28歳/アパレル・繊維/事務系専門職)

・「タバコ。受動喫煙になる可能性があるので」(31歳/金融・証券/事務系専門職)

タバコに含まれる有害物質は、胎児に大きな悪影響を与えてしまいます。言うまでもなく、妊婦さんの前では禁煙が基本ですよね。禁煙席が用意されているお店選びをしてあげるのも、必要な気遣いのひとつですよ。

(4)周囲で危険な動きをする

・「近くを走ったり大きな音を出したりする。びっくりするし、体が重いからすぐに避けられないと思うから」(32歳/金融・証券/専門職)

・「走ってぶつかりそうになることや、危険なことは妊婦に害を及ぼすかもしれないのでダメかなと」(34歳/小売店/販売職・サービス系)

妊婦さんが近くにいることをわかっていながら、周囲を走り回ったり、勢いよくうしろから追い抜こうとしたりするような行動も避けたほうがいいでしょうね。万が一当たってしまい、妊婦さんが転んでしまったら……。取り返しのつかないことになってしまいます。

(5)妊娠に関するネガティブな話題を話す

・「ネガティブな話題は避けたほうがよさそう」(29歳/情報・IT/事務系専門職)

・「流産の話とかネガティブな感じで話すこと」(29歳/医療・福祉/専門職)

妊娠、そして出産に対して、大きな不安を抱えている妊婦さんに、わざわざネガティブな話題を出すのは問題です。それよりも、前向きに、出産に対して自信が持てるような話題を振るほうがいいでしょう。

(6)マタハラ行為

・「妊婦の前で絶対してはいけないことはマタハラ発言。傷つくから」(27歳/その他/秘書・アシスタント職)

・「仕事をいつやめるのかという話。やめてほしいように聞こえてしまうから」(28歳/建設・土木/事務系専門職)

最近、ようやくこの「マタニティハラスメント」が世間で認知されるようになりましたね……。妊婦だから、という理由で仕事を辞めるのを無理やり勧めるのもハラスメントに当たります。センシティブな発言には細心の注意を払いましょう。

<まとめ>

妊婦さんの心労がわかれば、きっと誰しも、妊婦さんにしてはいけないことがわかるはず。でも、想像力を働かせれば、実際に経験などしなくても自ずと気をつけるべきことは見えてきますよね。妊婦さんを傷づけないために、こういった配慮を常に心がけておきたいものです。

(ファナティック)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年9月28日〜2016年10月4日
調査人数:126人(22〜34歳の女性)