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アメリカで、ローラという女の子が持っていたコミックの女性キャラクター「ワンダーウーマン」の弁当箱について、学校から注意されたことが話題になっています。

スーパーヒーローは暴力的なキャラクター

アメリカのメディア『ピープル』によると、ワンダーウーマンのイラストが、暴力的なイメージについての学校の方針に違反しているため、学校側が彼女の両親に弁当箱の持ち込みを禁止すると通知したのだそうです。

学校からの手紙には次のように書かれていました。

「私たちが決めたドレスコードは、学校内に衣服(靴と靴下を含む)、バックパックや弁当箱といった、あらゆるファッションにおいて暴力的なイメージを持ち込まないことを求めます。暴力を使用して問題を解決する者は暴力的なキャラクターとみなします。スーパーヒーローは、確かにそのカテゴリに分類されます」

この手紙と弁当箱の画像が、写真ホスティングサービスImgurに掲載されると、「禁止するほどのことか」とネットで話題となり、ワンダーウーマンの実写版を演じた女優リンダ・カーターリンダ・カーターも巻き込んだ騒ぎとなりました。

日本ではキャラ弁を禁止する幼稚園や学校も

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一方、日本で弁当と言えば「キャラ弁」が問題になったことがありました。

今年5月、内閣官房の公式ツイッターがキャラ弁を推奨するかのような投稿をしたところ、「多くの母親に多大なプレッシャーがかかる」などど、女性からの反論が殺到。

また、テレビ番組で、カンニング竹山がキャラ弁に対して「そんな人がこねくり回したもの食いたくねえよ!」と発言して、のちに謝罪したという騒動もありました。

実際、いじめやママ友同士の争いにつながるといった理由から、キャラ弁を禁止している幼稚園や学校もあるといいます。

キャラクター自体には罪はないのでしょうが、こと学校などの集団に持ち込むと問題になるのは、それだけ人の注目を集める存在だからなのかもしれません。

参考記事:People

(リプトン和子)