ヘビメタバンドの数と国の豊かさは驚くほど比例している

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1960〜70年代、産業を失い経済的に崩壊した地域で発達したとされるへヴィメタル、過激で荒廃したイメージを持つ一方、今回カナダで行われた調査によると、なんとへヴィメタルバンドの多さが、その国の豊かさと「驚くほど正比例している」ことが明らかに!

荒んだ環境の中で生まれた音楽ながら、世界に広がる中で教育水準や文化成熟度の高い国で熱い支持を得るようになったよう。

今回調査を率いたリチャード・フロリダ氏は、米メディア「アトランティック」のシニアエディターであり、カナダ、トロント大学のMartin Prosperity Instituteでディレクターやニューヨーク大学のグローバルリサーチの教授も務める人物。

今回、彼は人口10万人あたりのへヴィメタルバンド数を調査しました。そうしたところ、「ヘヴィメタ」の発祥地ともいえる脱工業化した都市では影響力が乏しい一方、安全で生活水準が高く、裕福な国たち、特にスカンジナビアン地方での人気が高いことがわかったそう。

同氏とトロント大学の研究チームによると、ヘヴィメタ・グループの数とその国の経済の豊かさ、創造性や企業精神とリンクしており、大卒以上の教育を受けている成人の割合、人間性の発達、社会福祉、生活満足度などの高さもヘヴィメタ・ファンの多い国の特徴だとか。

フロリダ氏は「発達して豊かな国は、新しい音やジャンルをプロモートするメディアやエンターテイメント会社を持っており、裕福な若者たちはそうしたものを買うに十分な余暇もある」からだ、との見解を示しています。

一方、そんなヘヴィメタルは、ウエストミンスター大学の行った音楽の好みと性格を照合する調査によると、「自尊心の低い人」が好む傾向にあるのだとも。加えて、同大学のスワミ教授は、「新しい経験へのオープンさ」がヘヴィメタファンのカギだ、としています。

The sign of a wealthy country? HEAVY METAL: Music is a surprisingly accurate indicator of a nation’s prosperity
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2640661/The-sign-wealthy-country-HEAVY-METAL-Music-surprisingly-accurate-indicator-nations-prosperity.html