実装されるらしい「LINEの取消機能」、恋愛への影響は……?

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少し前に、LINEに取消機能が新しく実装されることが発表されましたね。
しばらくすると、いわゆる「誤爆」によるミスを防止できるようになるそうです。


LINEといえば、今では恋をする男女の一大舞台ですが、この新機能追加により、私たちの恋愛にどんな変化があるのでしょうか。また、そもそも恋愛におけるLINEの正しい使い方とは?

■1.「最悪、後で消せばいい」が勇気になる

「どうせ消せるんだって思ったら、デートに誘うLINEとかを送るのも、少しは気楽に送れるようになれそう。『送ったら最後』感がなくなるから」(秘書/23才/女性)


もともと誤爆の防止のためとされるこの機能も、裏を返せば、「誤爆をする勇気」を与えてくれるものともいえますね。


好きな人にアプローチする内容のLINEは、とにかく「これ送ったら、相手に届くんだよね……」という当然すぎるけど大きすぎる事実があまりに重くて、なかなか送信ボタンが押せないものです。


だけど、この機能があれば、「最悪、後で消そう!」と肩の力を抜いて、思い切りよくコミュニケーションがとれるようになりそうですね。

■2.失言もチャラに

「自分がそうだけど、感情的な人は、カッとなって送っちゃったLINEを頭を冷やしてから取り消せるのはありがたい!」(不動産/24才/男性)


誤爆というと一般的には、「宛先の間違い」を指しますが、恋愛では、むしろ宛先を間違うことはあまりないと思います。友達に送ったりなんかしたらヤバい口調でやりとりしてたりするから、そこは慎重になるもの。


逆に、恋愛ならではの誤爆は、カッとなって送ってしまうケンカ腰、悪口なLINE。
取消機能の制限は「送信後24時間以内」だそうで、さすがにそれでは遅すぎるかもしれませんが、送信後数分経って、読み返して、「あ、これは言い過ぎだわ」と後悔するタイミングでなら、まだ既読されずになかったことにできるかもしれませんね。

■3.あのテクが使えなくなる?

「俺の得意の告白パターンが使えなくなるのが残念。『俺、A子に告白しようと思うんだよね』って、友達に送るはずのLINEを間違って本人に怒ってしまったっていうパターンの告白してるからいつも。これが使えなくなるよね」(ウェブ系/23才/男性)


果たして「パターン」というほど確立された手法なのかどうかわかりませんが、たしかに、こういう偶然的なハプニングがなくなってしまうというのは少し残念かもしれませんね。


これほど大げさなものじゃなくても、例えば、好きな人が送ってくれたLINEにちょっとした誤字があったりすると、妙にかわいくてニヤニヤしちゃうみたいな人っていると思うんです。

■4.「送ってしまった……」というドキドキも大事に

「取り消せないからこその良さもあったと思うんだよね。付き合いたての頃の俺の彼女に送ったLINEとか、今自分で見返すと顔から火が出るほど痛いし恥ずいけど、彼女は「嬉しかったよー」って言ってくれたり、難しいなって思う」(大学生/19才/男性)


送らなきゃよかった、って後悔してるのが自分だけで、相手にとっては違った意味を持ってるメッセージすらもひょっとしたらなかったことにしてしまうかもしれないこの新機能。
デメリットとまでは言いませんが、ちょっとだけ考えさせられるところも、ありますね。

■おわりに

LINEの「取消機能」。
取り消せるとは言っても、単なる宛先間違いという意味での誤爆じゃない限りは、一度は「送ろう」と思ってたしかに送信ボタンを押したことは事実。そんなメッセージを、ちょっと恥ずかしいからって本当に消すべきか。


ひょっとしたら、その取り消しは、好きな男子をデートに誘うとか、せっかく自分が勇気を出して起こした行動を、消さなければよかったかもしれない行動を、完全になかったことにしてしまう可能性もあるものかもしれません。


この新機能を、「後で消せばいいから、とりあえず送ってみよう!」という自分を後押しするような、いい意味での使い方ができたらいいですね。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)