ミスを連発しても、誰かがフォローしてくれると思ってる!?


【漫画】本編を読む

部署移動してきた日「南朝子ですぅ〜。よろしくお願いしますぅ〜」と、語尾が甘〜い挨拶をした、南朝子。見た目のかわいさと甘えたような口調は、男性ウケがよかった。そんな南さんは「ミナ…ドジだからぁ」と、自分のことを名前呼び(しかも南のミナ)し、自分のミスを男性社員にフォローしてもらうばかり。甘え上手で男性にウケがいいが、女子からは「ああいう子が好かれる」と敬遠される。しかし、今回紹介する天海杏菜(@kyuimuni)さんの「南さんはあざといい子」は、本当は憎めない、いい子だった――。

■甘え上手で男ウケよし!超ぶりっ子なのに自虐がエグい!?「あざとかわいい」が生まれた制作秘話とは

【漫画】「南さんはあざといい子」を読む


「南さんはあざといい子」2


「南さんはあざといい子」3


「ミナ…ドジだからぁ」が口癖で、はたから見るだけでは何を考えているのか分かりづらく、セリフ1つを見るとただただマウントを取っているだけのように感じてしまう、まさに「あざとい」南さん。作者である天海杏菜さんが「こういうキャラクターは、かわいいしおもしろいな」という軽い気持ちから描き始めたのだという本作は、南さんの見た目や言動とは裏腹の自虐カウンタ―が面白いと、読者から多くの反響を集めた。

南さんのキャラクター性、「あざといい子」について「一見あざとい系ぶりっ子のようで、実はまっすぐでめちゃくちゃいい子だった…というキャラクター」であると話す天海杏菜さん。本作の見どころについては「南さん独特のハチャメチャな言動とそれに魅せられていく人々の人間模様」であると同時に、「南さん以外のキャラクターたちも、みんな少しずつ、人と違うところがあって愛おしい…という気持ちを込めて描いているので、今後も楽しんで読んでいただけたらと思います!」と今後の展開に込めた思いも教えてくれた。

多くの人気を集めた本作にはアニメ化希望の声も届いている。そのことについて天海杏菜さんは「自作品のアニメ化やドラマ化は叶えたい夢のひとつなので、いつかやれたらうれしいです!ただ、まだ連載が始まったばかりなので、まずはもっと人気を獲得していけるように頑張りたいです」と意気込みを語ってくれた。意外なキャラクター性と思わず笑ってしまう自虐展開に今後も目が離せない。

■取材協力:天海杏菜(@kyuimuni)