有名大卒の32歳女性に「ロクな出会いがない」理由。会ってひと目で分かった“致命的な間違い”
こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

これまで「変わりたい」「結婚したい」と相談に来られた1000人以上の方々のうち、4割ぐらいが「一度もお付き合い経験がない女性」。そして筆者自身も20代まで、化粧もせず髪もボサボサの“完全なる非モテ”でした。一念発起して自分を変え、皆さんの“もったいないところ”をアドバイスしてきた経験から、恋愛・婚活に役立つリアルな情報をお届けします。
◆女性であるだけでモテる“アプリの悲劇”

いま、業界的に男性からの恋愛相談が増えています。あるマッチングアプリの写真撮影サービスの会社では「利用者の9割が男性」だと言いますし、男性向けに恋愛ノウハウを発信するSNSアカウントも増えました。

10年前は恋愛ノウハウを学ぶのは女性ばかりだったのに、男性も努力するように変わりました。

なぜかと言えば、マッチングアプリが一般化したためです。マッチングアプリは男性が有料で、女性は無料で登録できる仕組みがほとんど。男性は会費が無駄にならないよう、手持ちのポイントを使い切るまで女性に「いいね」を送ります。

女性は写真さえ掲載していれば、アラフォーだろうが地方在住だろうが、男性から3桁の「いいね」が殺到します。その中からマッチングしてもいいと思う男性を選ぶのです。マッチングアプリの中に男女平等はありません。

男性は、どうしたらマッチングするか、どうしたら誘えるかを考えます。そうしたニーズに応えるために男性向けノウハウが普及してきたのです。

男女不平等なマッチングアプリが生む悲劇は男性側だけではなく、女性側にもデメリットがあります。登録するだけで男性からたくさんの「いいね」がもらえるため、女性は自分の市場価値を過大評価してしまいがち。

でも、自分の相場を見誤った女性の婚活がうまくいくはずがありません。

◆「ちょっと変な男性」にしか出会えない32歳女性

ユイさん(仮名・32歳)は、有名大学卒で大手企業勤務。コロナ禍の頃からマッチングアプリを始めているけれど、結婚につながる出会いはないと言います。このままではアラフォーに突入しそうで何か変えなければという思いから、私のところへご相談にやってきました。

たくさん「いいね」は来るものの、今年リアルで会った男性は2人だけだそう。1人目はカフェの中でもずっとマスクをつけたままでコーヒーが来ても横を向いて飲み、目が全く合わなかったアラサー男性、2人目はプロフィールに若い時の写真を使っていて、会ったら別人だった40歳男性です。

出会いに恵まれないことを嘆く彼女ですが、その理由が実は「ひと目」で分かることでした。

◆服装とメイクに“課題”がありすぎる

相談に来た日のユイさんは、キャミソールが長くなったようなベージュのワンピースを着て、厚底スニーカーを履き、コットン素材のトートバックを持っていました。化粧は崩れて肌はテカテカで、顎回りはニキビが目立ちます。くせ毛だからある程度は仕方がないかもしれないけれど、アホ毛が多く、全体的に生活感がありすぎるのです。マッチングアプリで使っている写真も、Tシャツを着た自撮りでした。

ただ、職場ではこんな服装でも何ら不都合はないと言います。

「男性も女性のことを比較検討しているからね。アプリの中で比較したら、ユイさんは垢抜けない方になっちゃうんですよ。おしゃれな丸の内OLとかもっときれいな人と、外見で比較検討されるのがマッチングアプリなの。もっと美容や服装を改善して、スキンケアやメイクも習った方がいいよ」

こんな風に伝えたものの、ユイさんはあまりピンとこない様子。

「そうなんですか。明るい色を着た方がいいかなと思って。30代だと服は何色がいいんですか?」