実家に帰りたい。一人暮らしが辛くなったときの対処法

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一人暮らしをしていると、一度は「実家に帰りたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。そこで、一人暮らし経験者の女性たちから、一人暮らしの辛いところやそれを乗り越える対処法を教えてもらいました。

■社会人だって一人暮らしが辛いときもある

いくら女性とは言え、もういい大人。一人暮らしなんて平気なはず、と思いたいですが、実際のところはどうなんでしょう。

◇実家に帰りたいと思ったこと、ある?

まずは一人暮らし経験のある女性に話を聞いてみました。どのくらいの人が実家に帰りたいと思ったことがあるのでしょうか。

Q.一人暮らしが辛く、実家に帰りたいと思ったことはありますか?

ある……46.0%
ない……54.0%
※有効回答件数378件

およそ半数の女性が、実家に帰りたいと思ったことがあるようです。特に、実家が遠く離れた場所にあると気軽に帰れないので、帰りたい気持ちが強くなるのではないでしょうか。

◇一人暮らしの辛いところ

次は、一人暮らしをしていて辛いと感じることを調べました。

☆家事が面倒

・「ご飯を作るのが面倒でも作らないといけない」(32歳/建設・土木/事務系専門職)

・「実家にいるとなんでもやってもらえるから、それに慣れているとしんどい」(34歳/医薬品・化粧品/営業職)

・「カップ麺ばかりでまともなご飯が食べられない」(25歳/その他/販売職・サービス系)

実家にいたときは母親がやってくれていた家事。しかし一人暮らしだと、疲れていても自分でやらなければなりません。

☆お金がない

・「給料が低いから支払いで消えていって、遊ぶお金がないとき」(25歳/医療・福祉/専門職)

・「お金が思っていた以上に貯まらない」(27歳/医療・福祉/専門職)

・「光熱費が支払えなくなったときや、食料が尽きたとき」(27歳/医療・福祉/専門職)

一人暮らしは、家賃や光熱費で何かとお金がかかるもの。給料日前のお金がないときなどは、食べたいものも食べられず、わびしい気持ちになります。

☆寂しいとき

・「孤独。話し相手がいなく寂しく感じる」(34歳/小売店/その他)

・「何をやるのも一人が基本だから、楽しみも苦しみも共有ができなくてつまらない」(24歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)

・「家に帰ってきて真っ暗なのは寂しい」(34歳/自動車関連/事務系専門職)

一人暮らしの最大の特徴は、一人であること。それが楽しいと感じる人もいれば、寂しいと感じる人もいます。寂しいと感じる人にとって、一人暮らしは辛いかもしれませんね。

☆病気やケガ

・「病気になったときに看病してくれる人がいないと寂しくなる」(34歳/情報・IT/技術職)

・「病気やケガをしたときは一人で対処できないから」(32歳/情報・IT/事務系専門職)

・「普段はいいが、病気をしたとき。買い物にも行けず、ご飯を作ることもできない。病院に行くのも大変だった」(27歳/通信/事務系専門職)

一人暮らしで病気やケガをしてしまうと、日常生活に支障が出てしまいます。こういうとき、実家だったらどんなに楽なことか……。通院だって一人では大変ですよね。

■一人暮らしが辛くなったときの乗り越え方

一人暮らしが辛い。でも実家に帰れない。そんなとき、どうやって乗り越えればいいのでしょう。寂しいときとお金がないときの対処法を経験者から教えてもらいました。

◇寂しいときの対処法

☆一人でいることの意味を考える

・「自分が一人でここにいることの意味を考える」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

哲学的ですね。一人でここにいることは、きっと意味があるはず。答えは出なくても考えることが大切だと思います。

☆友だちと会う

・「友だちと食事に行ったり、カフェで話したりする」(33歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

普段一人で過ごしているので、やはり誰かと会うというのは気分が楽しくなるものです。寂しくなったときに会える友だちがいると考えるだけでも、寂しさを乗り越えられるでしょう。

☆お笑いを見る

・「YouTubeでお笑いを見る。気がすむまで見る」(27歳/その他/その他)

笑いは、寂しさを吹き飛ばしてくれる力がありますよね。でも「気のすむまで見る」というところに、闇の深さが見て取れます。

☆寝る

・「寝る。疲れも取れるし、ムダに悩む時間もなくなるし、電気代の節約にもなる」(29歳/商社・卸/営業職)

睡眠は大切。たいていのことは、ぐっすり寝るとどうでもよくなっていたりします。また、お金を節約できるという実利性も。

◇お金がないときの対処法

☆いらないものを売る

・「家にある不要な洋服やカバンを売って現金化する」(30歳/生保・損保/営業職)

断捨離にもなるし、お金にもなるし、スペースも確保できるということで、いいことづくしですね。

☆友だちにお金を借りる

・「親友に借りる。もちろん、お金がない理由も説明する。お金が入ったらお礼をする。これが一番」(33歳/金融・証券/専門職)

友だち同士で金銭の貸し借りはしないほうがいいかとは思いますが、そういうことが許される友だちがいるというのは、ありがたいことなのかもしれません。

☆ポイントカードでポイントを貯める

・「常日頃からポイントカードでポイントを貯めておいて、金欠の際使う」(24歳/その他/その他)

お店でもらえるポイントは、コツコツ貯めていると、いつの間にか大きな金額になっていることがありますね。いざというときのために、ポイントは貯めておきましょう。

☆家に引きこもる

・「とにかく出かけずに、家で過ごす。引きこもり生活をする」(32歳/学校・教育関連/専門職)

出かけると、ついついお金使ってしまうので、家でじっとしているのが一番ですね。

■本当に辛かったら、誰かを頼ろう

一人暮らしの辛さを乗り越えるのに一番効果があるのは、「誰かと一緒にいること」かもしれません。心が許せる友だち、家族、職場の同僚などなど。いざというとき、会ってくれたり力になってくれたり、頼れる人たちがいれば、一人暮らしの辛さも軽くなるはず。最終的には、やっぱり人間関係かもしれませんね。

(三浦一紀)

※画像はイメージです。

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年2月28日〜3月5日
調査人数:378人(22〜34歳の一人暮らし経験のある未婚女性)