各団体が創意工夫をこらしたパフォーマンスを披露する

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「君の名は。」の聖地として“日本のアニメ聖地88”に選定されている岐阜県飛騨市で「第62回 飛騨神岡初金毘羅宵祭」が開催。補陀山洞雲寺(ほださんとううんじ)へ奉納行列を行い、商売繁盛と家内安全を祈願する冬祭りだ。

だるまさんを乗せた創作神輿もお目見え!

■ 約1キロを練り歩く宵祭

「木遣り唄」を歌う江戸木遣保存会を先頭に、神輿や山車が町を練り歩く奉納行列は見応え抜群。地元企業や商店会などが創作した、縁起物やキャラクターをモチーフにした山車や、さまざまな衣装で着飾った演者によるダンスは、見物客を楽しませてくれる。

■ 飛騨牛が当たるスタンプラリーも!

祭りに合わせて、見物客に“振る舞い”をしてくれる企画もめじろ押し。なかでも、注目したいのが3つのイベントだ。1つめは、ご当地グルメなどが貰えるスタンプラリー。所定の場所に置かれているスタンプを集めると、飛騨牛や商品券、とんちゃん用鉄板が当たるガラガラ抽選会にチャレンジできる。2つめは飛騨の銘酒が無料で飲める振る舞い酒。17:30に催される神輿と山車の出発式を皮切りに、行列が練り歩く道中の各所で日本酒が配布される。3つめは、祭りのフィナーレを飾る振る舞いまきもの。補陀山洞雲寺に設けられた特設ステージから、お菓子やトイレットペーパー、使い捨てカイロなどさまざまなアイテムが観客に向かって振る舞われる。

■ グルメイベントにも注目!

本町防災公園で催される「うまいもん広場」も祭りの魅力のひとつ。飛騨市や近隣のご当地グルメを堪能できるイベントで、昨年は特製のタレでホルモンを焼いた飛騨神岡の郷土料理・とんちゃんや飛騨牛を使ったカレーやすじ煮込み、牡蠣料理を扱う屋台が出店し、来場者を楽しませた。今年の情報は随時HPに掲載されるので、確認してから出かけよう。

祭りの開催地、神岡町はレトロな街並みが残るスポットが多い。地元の人々の暮らしに根付いた共同水屋や、味のある古い看板を掲げるお店など、思わず「懐かしい!」と言ってしまうはず。そんなレトロタウン、神岡町でのんびり街歩きを楽しんでみては。(東京ウォーカー(全国版))