3月公開・最新映画のアートワークも!江東区の東京都現代美術館で「ピクサー展」

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『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』など、数々の人気作品を生み出してきたピクサー・アニメーション・スタジオ。子どもの頃からピクサーファンという女子も多いはず。そのピクサーが1986年の設立から、今年で30周年を迎えたそう。

節目となる2016年の3月5日(土)から5月29日(日)まで、江東区の「東京都現代美術館」では、「スタジオ設立 30周年記念 ピクサー展」を開催。展覧会は、2005年にニューヨーク近代美術館でスタートし、世界各国で評判を呼んだ巡回展の東京開催となる。

「2015年開催のスペイン会場では約29万人を動員したと聞いています。巡回展全体では数百万人という数になると思います」と、主催者さん。

今回の展覧会では、映画の構想段階で作られた手書きのドローイングやキャラクター模型、デジタルペインティングなどのアートワーク約500点を公開する。独創的なストーリーや魅力的なキャラクターづくりを大切にするピクサーには、技術スタッフと同じくらいのアーティストやデザイナーが在籍しているため、多彩な表現が並ぶのがポイント。

東京展では、3月12日(土)に公開される最新作『アーロと少年』の作品群が新しく加わる。また、『モンスターズ・インク』や『Mr.インクレディブル』などの人気作で、実際には登場していないであろうキャラクターの資料なども見ることができるそう。そんなレアキャラを探すのも、ファンにとっては嬉しい時間に。

さらに、特別に開発された2つのインスタレーションも登場。ひとつは、直径約3.6mの円盤の上に置いた『トイ・ストーリー』の立体フィギュアを暗闇の中で高速回転させ、パッパッとストロボライトの光を当てることで、動いているように見える「トイ・ストーリー ゾートロープ」。ここでアニメーションの原理が分かる。

もうひとつは幅10mを超える、平面に描かれたアートワークをデジタル技術で臨場感あふれる動画に変換した大型インスタレーション「アートスケープ」。アートがテクノロジーの力で命を吹き込まれる瞬間が、体感できそう。

ちなみに、チケットを前売券(1300円)をファミリーマートで購入すると、先着1万枚限定で「ピクサー展限定クリアファイル」(非売品)がもらえる特典も。観覧予定のある女子は、早めに前売券をゲットして。

ボブ・ポーリー《ウッディとバズ》『トイ・ストーリー』(1995年)複製(マーカー、鉛筆/紙)
(C)Disney/Pixar