51年の感謝を込めた限定商品や限定メニューも!「とらや 赤坂本店感謝祭」開催

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前の東京オリンピックが開催された51年前の1964年、東京・赤坂の現在の土地に店を構えた「とらや」。奇しくも2020年の東京オリンピックを前に本社社屋を建て替えることになったそうで、2018年の完成を目指していったん休業するとか。

そこで、休業に入る前の2015年10月7日(水)までの期間、51年の感謝を込め「とらや 赤坂本店感謝祭」を開催。店内では、その歴史を振り返る写真展や、限定商品の販売も行われる。併設の「虎屋菓寮 赤坂本店」では、限定メニューが登場するほか、利用客全員に「麩焼き」の提供もあるそう。

写真は、赤坂本店限定商品の特製羊羹「千里の風」で、「一日に千里を駆ける」という虎の躍動感を表現したデザインの羊羹。黄色と黒の虎斑(とらふ)模様が印象的な逸品で、ハーフサイズ(1944円)と竹皮包(3888円)の2種類がある。赤坂本店が休業になる10月7日(水)までの販売なのでご注意を。また、「千里の風」にちなんだ「ふろしき」(1620円)も限定販売している。

そして、1964年に撮影された虎屋ビルの限定カードを入れた「小形羊羹6本ケース入」(1556円)も気になるところ。6本の羊羹は、小倉羊羹の『夜の梅』が2本と、黒砂糖入りの『おもかげ』、抹茶入りの『新緑』、『はちみつ』、『紅茶』の5種類というラインナップ。限定1000個で、東京地区・御殿場地区の直営店7店での販売となるそう。

ちなみに、「とらや」は室町時代後期に京都で創業したそうで、後陽成天皇の在位中(1586-1611)より御所の御用をつとめてきた記録もあるとか。東京遷都に伴って明治2年(1869年)に東京へも出店し、移転を重ねた後の昭和39年(1964年)に今の場所で店を構えたのだとか。

店内で開催される特別企画の写真展示では、その当時に開催された「虎屋赤坂店写真コンクール」の作品を半世紀ぶりに展示するそう。ノスタルジックな写真で、とらや赤坂本店の歩みを振り返って、昭和の東京オリンピックの頃にタイムトリップして。


一方、本店の地下1階にある「虎屋菓寮 赤坂本店」では、「とらや」のさまざまな味わいが楽しめる特別限定メニュー「和菓子のこばこ」抹茶グラッセ付(1944円)が登場。羊羹をパンではさんだ斬新な「羊羹サンドイッチ」や虎の焼印付きの「薯蕷(じょうよ)饅頭」、赤坂本店限定の「千里の風」などががセットでいただける。

「現在の赤坂の地に店を構えてから、長きにわたり、たくさんのお客さまにご愛顧いただきましたことを感謝致します。この機会に、赤坂本店の歩んだ51年を振り返っていただければ」と、広報担当者さん。

51年の感謝を込めた特別企画で、虎屋ビルの歴史を感じながら、伝統の味を心ゆくまで堪能して。