「生きたまま届く乳酸菌」じゃなくていい! 医師おすすめのヨーグルトの食べ方
![毎日のヨーグルト習慣が、美腸をつくる。](https://image.news.livedoor.com/newsimage/c/d/cd63d_1455_937ece6c_567ef80f-m.jpg)
理想的な腸内環境をキープするには、日々継続して乳酸菌を摂ることが肝心。食べれば腸が喜ぶ、善玉菌の宝庫 運命のヨーグルトを探そう!
ヨーグルトに関する様々な疑問に新宿大腸クリニック院長・後藤利夫先生が答えてくださいました。
【Q】なぜ、腸を整えるにはヨーグルトがいいの?
【A】食品の中でも際立って多くの乳酸菌を含んでいるから。
【Q】“生きたまま届く乳酸菌”でないと意味がない?
【A】善玉菌の“エサ”になるので死んだ菌でも効果あり。
「死んだ菌自体に悪玉菌をやっつける力はありませんが、善玉菌を増殖させるためのエサにはなります。生きた菌に比べると免疫力強化効果は落ちますが、コレテロール吸着・排出効果は死菌の方がむしろ高いんですよ」
【Q】どんなタイミングで食べたらいい?
【A】食後なら、菌が死滅しにくくダイエット効果がアップ。
「乳酸菌にはダイエットの敵となるコレステロールを吸着・排出する働きがあり、乳酸菌が作り出す多糖は血糖値の上昇を抑えてくれるため、糖の吸収を阻害してくれる。そのメリットを最大限に得るには食後すぐが◎」
【Q】どんなものと食べ合わせるといい?
【A】乳酸菌のエサになる成分やビタミンCが入ったものを。
「乳酸菌のエサになる、オリゴ糖を含むハチミツがおすすめ。ヨーグルトは栄養面でほぼ完全食品といえますが、唯一ビタミンCだけ欠けているので、果物を加えても。善玉菌の棲み家になる、食物繊維豊富なものがベスト」
【Q】ヨーグルトはどう選んだらいい?
【A】効能でチョイス。もしくは直感に頼ってみても。
求める効能があるなら、それに合う乳酸菌を使ったヨーグルトを選ぼう。「即効性はないので、2週間食べ続けて、お通じや肌の改善を観察してみて。私の経験上、直感で気に入ったものが体質に合うことも多いんですよ」
※『anan』2015年7月15日号より。イラスト・別府麻衣 文・間宮寧子 《anan編集部》