「ホコリ1グラムにダニは7,000匹」ホコリのウマい掃除の仕方

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仕事納めの後は、いよいよ年末年始のお休みです。「よーし! 遊ぶぞー!」というアナタ、ちょっと待って! 遊ぶ前にぜひ大掃除をして、お部屋も心もスッキリさせちゃいましょう。掃除は科学です! 仕組みを理解することで、ぐんと楽になりますよ。

今回は「ホコリ編」! なぜホコリは発生するの?

■ホコリとは?

毎日拭き掃除をしても、気付けば溜まっている「ホコリ」。部屋の中の様々な場所に積もっていくそれを、見て見ぬフリをして、やり過ごしている方はいませんか? 私たちを悩ますこのホコリ。正体は一体何なのでしょうか。

ホコリのほとんどは「綿ホコリ」です。これはカーテンや布団、そして人が身に付ける衣類から発生するものです。人が動くことで、それらの繊維は、目に見えないほど細かくほつれていきます。それがふわふわと部屋中を舞い、ホコリとして積もっていく、というわけです。

■運ぶのは人間です!

ここで疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。それは「普段ほとんど使わない部屋にも、ホコリが溜まっているんですけど!」というもの。部屋の中での運動量が少なければ、ホコリは発生しづらいのでは? というのは、もっともな考えです。

実は、ホコリを運んでいるのは、人なのだそう。その部屋を使わなくても、出入りするだけで、その空間にホコリを持ち込みます。人と共に部屋に入り込んだ空気中のホコリは、時間の経過と共に、落下していきます。そしてそれが、立派なホコリになるのですね。

■ホコリ1グラムにダニは○○匹

掃除してもどうせまたすぐに溜まるホコリ。「掃除しなくてもいいか!」なんて思うのは、危険です。ホコリには様々な危険が潜んでいます。ホコリを1グラム集めると、その中にはなんとダニが約7,000匹も潜んでいるのだとか……! ハウスダストアレルギーを引き起こす原因にもなり得るのです。

この他にも、家電製品に付着したホコリは吸気機能を低下させ、トラブルを引き起こす可能性があります。面倒に思いがちですが、健康のためにも、快適な生活のためにも、ホコリを無視することはやめましょう。

■掃除の仕方

ホコリの掃除は、毎日継続して行うのが最も効果的です。出来れば、朝一番でさっと拭き掃除をするのがおすすめ。夜の間に溜まったホコリを一門打尽にすることが出来ます。棚の上などに、ごちゃごちゃ物を置かないことで、楽に行うことができますよ。

また、ホコリが出やすい作業を行う時には、窓を全開にして空気の入れ替えをしましょう。

大掃除の際には、ソファーやカーテンなど、部屋の布製品にも掃除機をかけ、ホコリの元を減らしましょう。その際に、「ホコリが出にくい部屋づくり」を実践するのもおすすめです。ソファーに革製のカバーを掛ける、ラグやカーペットを撤去するなど、部屋の中の布を少なくするだけで、次回の掃除はグッと楽になりますよ。

いかがでしたか? ぜひホコリ発生のメカニズムを頭に入れて、楽ちん大掃除を実践してみてくださいね。