堀江友聲「花鳥図(「精密孔雀」)」(個人蔵)/写真は主催者提供

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島根県松江市にある島根県立美術館で、6月3日(月)まで「開館20周年記念展 堀江友聲 京に挑んだ出雲の絵師」が開催されている。

【写真を見る】展示作品数約80点は過去最大規模だという/堀江友聲「花鳥図(「精密孔雀」)」(個人蔵) / 写真は主催者提供

島根を代表する近世画家・堀江友聲(ほりえゆうせい、1802年-1873年)の36年ぶりとなる大回顧展。友聲は各地を遊歴して画事に勤しみ、多くの門人を残した画家だ。

同展では、諸国遊歴を経て京都の名門・海北家の養子となった青年期から、丹後国宮津で勇躍した壮年期、そして出雲国広瀬藩の御用絵師となった晩年期までの各期の代表作を一堂に展示する。加えて新出の優品、画稿・印章・自筆の記録など豊富な資料類も併せて紹介。知られざる画家・友聲の実像に迫っていく。

島根県立美術館の学芸員は「知られざる島根の画家・堀江友聲の36年ぶりの大回顧展です。友聲の代表作や新発見の作品など、約80点が一堂に会するのは過去最大規模です」と展示のスケールを話す。

鮮やかに描かれた友聲の絵画は一見の価値あり。週末やGWの連休に足を運んでみよう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)