「千成屋珈琲」の初代店主・恒川一郎氏発案の「大阪名物!元祖ミックスジュース」

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大阪・新世界のジャンジャン横丁で、ミックスジュース発祥の店として長年愛されてきた「千成屋珈琲」が、約8か月のブランクを経て復活! 5月29日(月)にグランドオープンする。

【写真を見る】千成屋フルーツパーラで提供されるふわふわエスプーマ仕立ての「ミックスジュースかき氷」

「千成屋珈琲」は、1948(昭和23)年にジャンジャン横丁の一角に前身となる果物店を創業。“熟れて店頭に並べられない果物をどうにかできないものか”と、初代店主の恒川一郎の発案で提供され始めた飲み物が、ミックスジュースの始まりと言われている。

1960年に喫茶店へと業態を転換してからは、ミックスジュースと冷コー(アイスコーヒー)が2大看板メニューとして大人気に。他の喫茶店でも定番メニューとして取り入れられ、その人気は全国にも広がっていった。

その後「千成屋珈琲」は、2016年の夏に惜しまれつつ閉店。しかし、地元の人を中心にした復活を望む声に後押しされる形で、店が再びオープンする運びとなった。

メニューは、「ミックスジュース」を始め、水で抽出する「冷コー(アイスコーヒー)」やサイフォンとドリップで一杯ずつ入れる「ホットコーヒー」も用意。さらに、新鮮玉子で作る「ミルクセーキ」や、季節のフルーツを生搾りで味わう3種類の「生スカッシュ」もラインアップ。

軽食メニューも充実していて、ふわふわ食感のだし巻き玉子をはさんだ「厚焼き玉子サンド」や、新鮮フルーツと生クリームを贅沢に使った「フルーツサンド」、チーズをたっぷりのせた「厚切りピザトースト」などのメニューがそろう。また、デザートも「イチゴパフェ」や「プリンアラモード」といった懐かしの純喫茶メニューを味わうことができる。

新本店には、創業者の原点となる果物店を継承したテイクアウト対応の「千成屋フルーツパーラ」を併設。ミックスジュースを使用した「贅沢ミックスジュースソフトクリーム」や、ふわふわエスプーマ仕立ての「ミックスジュースかき氷」など、フレッシュなフルーツを使用したジュースやスイーツがテイクアウトで味わうことができる。

今や日本全国で親しまれているミックスジュースを生んだ名店「千成屋珈琲」。新世界観光の際はぜひ、元祖の味を楽しもう!【関西ウォーカー編集部/スズキヒロシ】