子育てしにくいエリアを見分けるポイント4つ

写真拡大

子どもが生まれてくるまでは、自分の住んでいる街が子育てをしやすいかどうかは、正直わからないところが多いもの。できれば前もって下調べをするなどしておくと良さそうですね。今回は既婚者男女のみなさんに、子育てしにくいエリアを見分けるポイントについて、アンケート調査してみました。

Q.今住んでいる地域は子育てしやすいですか?

はい……83.0%
いいえ……16.9%

およそ8割以上の人が、住んでいる地域での子育てがしやすいといういう結果に。では、どんなところに気をつければ、子育てしにくいエリアを選ばなくてすむのでしょうか。

■保育所が少ない

・「羽曳野市。私立幼稚園が1つしかなく、公立幼稚園も2年保育。私立幼稚園の年少の一年間は就園奨励費も返ってこない。3歳の子どもを家で保育しないといけなくて母親が大変、預けてもお金がかかりすぎる」(33歳女性/医薬品・化粧品/その他)

・「金ヶ崎町。保育所が少なくて託児所もない」(30歳女性/自動車関連/その他)

・「幼稚園がなさすぎて、幼稚園を探すのが手間」(34歳男性/機械・精密機器/技術職)

地域によっては、保育所や幼稚園の数が極端に少ないこともありますよね。選択肢が少なくなってしまうと、子どもの通園のことまでも視野に入れなければならないので面倒ですよね。

■交通面が不安

・「京都市。保育所の心配はあまりない。しかし交通面で危なすぎる、でも教育水準は高い」(34歳男性/団体・公益法人・官公庁/その他)

・「治安が悪く交通ルールを誰も守らない」(34歳男性/金融・証券/営業職)

・「道路ばかりで車が多くて、工場も多いしでいい環境とは言えません」(24歳女性/その他/その他)

いくら周辺環境が整っていたとしても、それは大人にとって暮らしやすい環境かもしれません。子ども目線で考えたとき、交通面が不安でないか、引っ越す前にしっかりチェックしておきたいですね。

■待機児童が多い

・「佐賀県の田舎町。子育て支援をアピールするけど、現実は待機児童いっぱいいるのに平気で0とホームページに書いてある」(32歳女性/医療・福祉/その他)

・「待機児童がとんでもなく多い地域なので」(29歳男性/不動産/営業職)

・「待機児童が多いので仕事をしたくてもできない」(34歳女性/その他/その他)

子どもを産む前に考えてしまうのが、待機児童問題ではないでしょうか。都心部ほど待機児童問題を抱えていそうなものですが、意外にも地域での待機児童問題も多いようですね。

■子育て支援サービスが少ない

・「住んでいるのは川崎市です。あまり子育てには力が入っていないです」(33歳男性/その他/その他)

・「静岡。子どもに関しての政策が全然ない」(34歳女性/医療・福祉/専門職)

・「子育てする上で、何も助成制度がない」(23歳女性/その他/その他)

子どもに対する支援が全体的に少ない自治体もあるものです。少子化対策などに積極的な自治体では、子育て支援も積極的に行っているものですが、あまり取り組んでいない場合は、子育てに対する施策も少ないようですね。

■まとめ

子どもを産んで育てるには、やはり親がそれなりに環境をととのえてあげておきたいもの。両親と同居していたり、すでに家を建ててしまっている場合は仕方ありませんが、引っ越しをできる環境にあるならば、子育てをしやすい自治体を探して、そこで育てるのも一つの方法かもしれませんね。

マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年9月2日〜9月5日
調査人数:387人(22歳〜34歳の男女)
※画像はイメージです

(ファナティック)