髪の悩みに美容アドバイザーがお答え! 冬のヘアケアQ&A

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前回実施したアンケートの回答や、女子座談会でも数多く挙がった冬の髪のお悩み。そこでビューティ事情に詳しい美容ライター・戸塚真琴さんが、冬のヘアケアに関するいろいろな「気になる!」に答えてくれました。正しい知識を身に付けて、今のお手入れが自分に合っているのかどうか、もう一度見直してみて!

――Q.「そもそも髪の乾燥って、どうして起こるの?」

A.「髪の毛は、3層構造になっています。一番内部がメデュラ、その外側がコルテックス、そしてそれを覆うのがキューティクルです。このキューティクルは聞いたことがある人も多いと思いますが、うろこ状になっており、少しずつ重なりながら髪を覆って外部の刺激から守ってくれる役割を果たします。いわば髪のバリア機能そのもの。冬はそもそも真夏に比べると、湿度が30%ほど低下し空気が乾燥しています。その外的要因に加え、髪をブラッシングすることで傷つけ、キューティクルが開いたままになるという内的要因が合わさると、髪内部の成分が流出しやすく理想的な水分量を保持できなくなります。それにより、冬は特に髪の乾燥が起こりやすくなるのです」


――Q.「髪が乾燥すると、どんな影響があるの?」

A.「髪の乾燥は、枝毛や切れ毛などのトラブルへと発展します。しかし、髪そのものはすでに死んだ細胞。そのため切られても痛くありません。ですから、キューティクルが壊れてしまった場合も髪自体が再生することはなく、手をかけて補修させることになります。肌は傷ついても自然に治りますが、髪は自ら修復することはできないのです。そのため、トリートメント剤などで外側をしっかりとコーティングし、キューティクルの損傷を防ぐことが大切。また、すでに乾燥してしまった髪の毛には、しっかりと保湿をしてあげることが肝心です。うるおいを髪の内部に閉じ込めておくために、コルテックスに存在しているタンパク質を、ケラチンやアミノ酸などの成分で補ってあげるといいでしょう。そうすることで、髪の内部にうるおいを保持しやすくなります。」


――Q.「角質を取りすぎると肌が乾燥するのと同じように、髪も洗いすぎると乾燥するもの?」

A.「洗いすぎて乾燥するのは「髪の毛」自体よりも、「頭皮」です。頭皮は顔よりも皮脂腺が多くTゾーンの3倍はあるといわれているため、基本的に乾燥は起こりにくいのですが、洗いすぎにより乾燥することもあります。1日2回以上の洗髪や、洗浄力の強いシャンプーなどを使うことがその原因。肌と同様に、髪も頭皮から分泌される皮脂が、バリア機能の役割を果たしてくれています。髪の付け根からブラッシングをすることで、皮脂が髪の毛全体に広がり、天然の保湿剤としてコーティングしてくれる働きもしてくれるのです。そのため、頭皮が乾燥していると髪の美しいツヤは失われてしまうということ。洗いすぎることなく、正しい洗髪をすることが美しい髪の毛へとつながります。」


――Q.「枝毛や切れ毛、冬は特に気になるけどどうして?」

A.「枝毛や切れ毛が冬にひどくなるのは、髪の乾燥に加え、静電気などの外的要因によるダメージが増えるため。対策としては、髪の内部をうるおいで満たすために、前述のように髪のタンパク質をアミノ酸等で補うことも大切です。またコラーゲンやヒアルロン酸を与えることで、髪の表面に成分をとどめてうるおいをキープさせることも効果的です。そしてもう一つ、ブラッシングによる摩擦やドライヤーやアイロンの熱などによって壊されてしまっているキューティクルを守る、バリア作りを見直すといいでしょう。油分を含んだクリームやオイル、シリコン入りのトリートメント剤を使って表面をコーティングすることで、キューティクルを守ることができます。」


――Q.「冬になるとひどくなる静電気、髪型がキマらないのはどう防げば良い?」

A.「髪の静電気の原因は乾燥です。髪そのものが乾燥していると、冬の空気の乾燥と相まって静電気が起こりやすくなります。ですから、静電気を防ぎたいのであれば、髪の乾燥を防ぐことが先決。原因は上記でもお話ししている通り、キューティクルの破損により髪内部の成分が流出し、うるおいやツヤがなくなってしまうためです。冬は特に乾燥しやすい季節になるため、キューティクルを整えるためにもトリートメント剤などでコーティングすることが大切。アウトバストリートメントなどを上手に使って、ケアしましょう。」


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