ライトアップも!奉納太鼓や野点が人気。梅の名所・湯島天神で梅まつり

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菅原道真公を祀っていることで「学問の神様」として有名な湯島天神だけど、実は江戸時代から「梅の名所」として親しまれ、1982年には「新東京百景」に選ばれたほど。

今年も、梅の花が見ごろを迎える2015年2月8日(日)〜3月8日(日)の期間、湯島天神では「第58回湯島天神梅まつり」を開催。境内には、道真公がこよなく愛した梅の花が、白梅の加賀梅を中心に約20種類・約300本もあり、この時期は清々しい香りでいっぱいに。

期間中の土・日・祝日にはさまざまな催しもあり、特に海外からのオファーも多いという「湯島白梅太鼓」は、女性メンバーが中心の華やかなパフォーマンスで毎年人気なのだとか。ほかにも、在日中国雑技団や落語などの奉納演芸があったり、大きなまといを振りながら行進する「まといパレード」や「神輿渡御(みこしとぎょ)」があったり、初春の風物詩をいろんな形で楽しめそう。

「最近ではワンコイン(500円)で茶道を体験できる野点(のだて)が、若い方や海外の方にも人気ですね。2月21日(土)と22日(日)には、天草に湯島という離島があることからご縁をいただいた初めての熊本物産展を開催して、特産の湯島大根を販売します。22日にはくまモンも来る予定です。また、湯島周辺のお店が中心となったチャリティコーナーでは、菓子など限定品の収益の一部を寄付しますので、ぜひご参加ください」と、広報担当の押見さん。

期間中は夕方から20時の閉門まで、梅がライトアップされるため、昼間とは違った風情のある「夜観梅(やかんばい)」が見もの。「照明に浮かび上がる梅の花は幻想的ですよ。さらに、露店でにぎわう昼間より、夜のほうが梅の香りを十分に堪能できるという利点がありますので、この時間の鑑賞はオススメです」(同)都内で梅を観るなら、江戸の昔から愛されてきた湯島天神の梅の香りに包まれてみては?