服を脱がずに乳がん検診、クラシコが無痛MRI乳がん検診のための検査着を開発

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メディカルアパレルブランドの「クラシコ(Classico)」が、無痛MRI乳がん検診を実施しているドゥイブス・サーチと共同で、無痛MRI乳がん検診のための検査着を開発した。

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 無痛MRI乳がん検診は、従来の乳がん検診のように乳房を圧迫することなく、服を着たまま受けられる検査方法。有効感度範囲が広く死角が存在しないことからがんの検出率も高く、現在全国76施設で受診することができる。

 同検査着は、医療現場と検査着を着用する受診者の声を元に製作。従来の検査着の課題であった、検査時にうつ伏せで寝ると開襟しやすく見えやすいことや身体のラインが見えてしまうこと、医療器具が乳房に正確にセットされているかどうかが着衣のままでは分かりにくいといった問題を改善したという。首元が少し詰まったクールネックのデザインを採用し、体のラインや体型をひろわない厚手の素材を使用。また、検査時に胸のポジションや機械の位置をより正確にするために、ボディの前後や脇に指標となる印をデザインした。なお、同検査着は現在特許出願中だという。