退職代行を利用しまくる主人公にまさかの適正があった?


【漫画】「退職代行ヘビーユーザーゆかり」

半年で10回、会社を辞めることを繰り返していたゆかり。退職の意向はすべて「退職代行サービス」を利用していて、自分で辞めると伝えたことがない……。休職中、何も言わずに辞めたのに日割りの給与を請求したり、応募した面接に行かなかったり、自分の口で言えないようなことも代行サービスを使えば簡単だった。そんな彼女の前にスカウトマンが現れて?かろてん(@carotene4035)さんの漫画「退職代行ヘビーユーザーゆかり」を、著者のコメントとともに紹介する。

■辞めたい理由はいくらでも思いつく!?退職代行サービスにスカウトされた

【漫画】「退職代行ヘビーユーザーゆかり」


「退職代行ヘビーユーザーゆかり」(2)


「退職代行ヘビーユーザーゆかり」(3)


「退職代行ヘビーユーザーゆかり」(4)


「退職代行ヘビーユーザーゆかり」を描いたきっかけについて聞くと、会社の同僚が退職した際、「このまま全員辞めたら、パニックになっておもしろそうだな」と思ったのがきっかとのこと。

当初は「T-ウイルス(退職ウイルス)」というウイルスが世界に蔓延し、世界的に退職が大流行するという漫画を描き始めたものの2ページで挫折。そのあと描き始めたのがこの「ゆかり」だったと振り返った。

「退職したくない人」「退職させたい人」という対決する構成にした理由は、本当は退職したいのに退職できない人を強制的に退職させてしまう、天使のような悪魔のような存在を登場させ、世の中を失業者であふれさせたい、と思ったのが理由だと“創作の舞台裏”を明かしてくれたかろてんさん。

本作は、サラリーマンの忍耐力に勝てなかったところで終わっているが、続編は予定しているのだろうか。かろてんさんは「好きな題材なので、そのうちリニューアルして読み切りにすると思います」と、続編について意気込みを語ってくれた。

「退職代行ヘビーユーザーゆかり」(5)


「退職代行ヘビーユーザーゆかり」(6)


「退職代行ヘビーユーザーゆかり」(7)


「退職代行ヘビーユーザーゆかり」(8)


取材協力:かろてん(@carotene4035)