誕生日に公開された若き日のジャッキーの写真
※画像は本人のインスタグラムより
 香港出身のアクションスター、ジャッキー・チェンが今月7日、70歳を迎えた。今も俳優として活躍し続けているジャッキーだが、最近ネット上で拡散された姿に衝撃を受ける人が続出。その変貌ぶりに健康不安説まで浮上するなか、本人が「心配しないで」とファンにメッセージを送った。

◆白髪や白いひげは役作りのため

 ジャッキーは自身の誕生日にSNSを更新。これまでの活動を振り返る写真を複数投稿し、こう綴っている。

「前から多くの友人が教えてくれていたんだ。『ジャッキー、もうすぐ70歳の誕生日だ』ってね。この数字を聞くたび、もう70歳なのかって驚きで一瞬心臓が止まるようだった」
「そのショックから立ち直ってそのあと頭に浮かんだのは、かつて兄貴分である(香港俳優&監督の)サモ・ハン・キンポーが言っていたこと。僕らのように危険な演技を行うスタントマンにとって、年を取るというのは最高に幸運である』という言葉だ」

 ジャッキーはまた、ネット上で出回っている最近の写真について言及し、ファンにこう呼びかけた。

「ここ最近、多くの友人が僕の写真をネットで見て、健康状態を気にしてくれていた。この場で皆さんにお伝えしておきたい。どうか心配しないで! 最新作に向け、役作りしていただけだから。キャラクターを演じるうえで、白髪や白いひげで老けて見せる必要があったんだ」

◆「私たちのヒーローも年を取ったんだな」

 年を重ねてもキレのあるカンフーを披露し、ハツラツとした印象が強いジャッキー。しかし最近目撃された姿は、そんなイメージとはかけ離れたものだったようだ。

 3月中旬に中国で行われたイベントに出席した際、頭髪は白く、無造作に生えたヒゲも白髪まじり、顔にはシワが刻まれ、やや痩せた様子だったという。

 その写真が中国版SNS「微博(ウェイボー)」に投稿されると、ネット上では「私たちのヒーローも年を取ったんだな」「誰もが老いるものだけど、ジャッキー・チェンの白髪姿を見るのは妙な気持ち」など驚きの声が相次ぎ、体調不良説もささやかれていた。

◆ビールや自動車などのCMにも登場。日本でジャッキー旋風

 香港で生まれ育ったジャッキー。幼い頃からカンフーを習っていたという彼は、7歳で京劇(中国の伝統劇)の学校に入学し、歌や芝居、中国武術などを習得した。17歳で卒業した後、ブルース・リー作品などにスタントやエキストラで出演。ただ、なかなか芽が出ず、長い下積み時代を経験したといわれている。

 その後ジャッキーは、それまで暗めの作品が多かったカンフー映画に、ユーモアやコメディの要素を取り入れ、新しいカンフー映画を開拓。「スネーキーモンキー 蛇拳」(1978年)「ドランク・モンキー 酔拳」(1978年)が大ヒットを記録し、1980年代に入ってからは超大作アクション映画「プロジェクトA」(1983年)、自ら監督・主演を務めた「ポリス・ストーリー/香港国際警察」(1985年)で大成功をおさめ、アジアのトップスターとなった。

 また1998年の映画「ラッシュアワー」で、真面目で武術に長けた警察官を演じ大ブレイク。ハリウッドでも不動の地位を築いた。

 日本での初公開作は「ドランク・モンキー 酔拳」。同作が上映されるとたちまち話題になり、その後ジャッキーの出演作品が次々に公開された。1980年代以降、日本ではジャッキー旋風が起こり、多数のファンクラブが発足。キリンビールや三菱自動車など日本企業のTVCMや人気TV番組にも出演し、お茶の間でおなじみの存在となった。

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 日本を含めアジア圏で絶大な人気を誇っていたジャッキーだが、近年は俳優やスタントマンの活動よりも、私生活のスキャンダルに注目が集まるように。