【難読】なんて読む!?「居丈高」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「居丈高」の読み方です。
なにこれ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「居丈高」の読み方は?
「居」は居間や新居と読むので、“い”や“きょ”と読みますよね。「丈」は丈夫、背丈と読むので“じょう”や“たけ”、「高」は“たか”、“こう”と読むことが多いですね。
では、この三つを合わせて一体なんと読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“いたけだか”と読みます。
■「居丈高」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「居丈高」の意味は以下のように解説されています。
いたけ‐だか〔ゐたけ‐〕【居丈高】
[形動][文][ナリ]1 (「威丈高」とも書く)人に対して威圧的な態度をとるさま。「―に命令する」
2 座ったときの背が高いさま。
「偏 (かたほ) にものし給はむ人の―に髪少なにて」〈栄花・根合〉3 上半身を伸ばすようにして、相手を見くだすさま。
「興なる修行法師めが面 (つら) やと―になりて申しける」〈義経記・三〉
この言葉を初めて知った人も多いと思いますが、“いたけだか”と読むんですね。主に、他の人に対して威圧的な態度をとる様子を表す言葉として使われます。
■読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「居丈高」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。それぞれの漢字は難しいものではありませんが、言葉自体に馴染みがないので正しく読めなかった人も多いでしょう。
なかなか普段の会話で使うことはないですが、新聞やニュースなどに登場する機会はある言葉です。初めて知ったという人は、この機会に覚えておきましょう。
(ななしまもえ)
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