以前は小料理屋だったという店の趣をそのまま生かした和テイストな外観

写真拡大

今や全国的に知れ渡りつつある札幌の「シメパフェ」文化。お酒を飲んだ後、ラーメンなどではなく、さっぱり冷たく甘〜いパフェで楽しい1日を振り返る、札幌発祥のカルチャーです。そんな追い風を受けて2017年5月にオープンしたのが、夜パフェ専門店「ななかま堂」。道産素材を中心とした旬の果物や野菜をふんだんに使った、お酒にもよく合うと評判の大人が楽しめるパフェがそろうお店なんです。

赤ワインで煮たほんのりピンク色の洋梨やゴルゴンゾーラジェラート入りの「洋梨とゴルゴンゾーラ」(1300円) ※期間限定

飲食店がひしめき合う、すすきののビル2階に「ななかま堂」はあります。入口にあるソフトクリーム型のランプがなければ、一見スイーツが楽しめるお店とは気がつかない、隠れ家的な雰囲気。以前は小料理屋だった店舗の趣をそのままに、暖簾をくぐって店に入るスタイル。女性はもちろん、飲み会終わりの男性同士のお客も入りやすく、出張族のサラリーマンたちにも人気なのもうなずけます。

パフェメニューは道産の野菜や果物、牛乳などを使った「北海道らしさ」を感じさせるメニューが常時5種類ほどそろいます。ただし通年メニューはなく、すべてのパフェが期間限定! 食材を一番おいしい時に楽しめるよう、季節ごとに新しいパフェメニューが考案され、いつでも旬の味と出合うことができます。

店の雰囲気だけでなく、大人の舌を楽しませてくれるパフェがそろうのも特徴。赤ワインで煮た洋梨とゴルゴンゾーラジェラートが主役の「洋梨とゴルゴンゾーラ」は、ワインにも日本酒にもウイスキーにもぴったり! 「もう1杯飲みたい」という気分なら、+300円のドリンクセットをオーダーするのがおすすめです。このほか、時期によっては旬のフルーツと大福を組み合わせたパフェなど、和スイーツを主役にしたパフェを楽しめることも。

パフェを構成するすべてのパーツにこだわっていて、ソフトクリームやジェラートの上に載せるあしらいのメレンゲ菓子や、中に入っているケーキなど、多くが手作り! また、アートのように美しく組み立てられているパフェはすべて注文を受けてから盛り付け。見た目も楽しみつつ、一つ一つのパーツをじっくり味わうもよし、アイスやソフトクリームとともに口の中でハーモニーを奏でるもよし。パフェグラスの中のスイーツすべてを堪能してください。

北海道を代表する木で、道民にとっては最も親しみのある樹木「ナナカマド」が店名の由来。札幌に根付いた「シメパフェ」文化を道内外のたくさんの人に楽しんでもらいたいという願いが込められているそう。ひんやり甘いもので1日を締めたい気分になったらぜひ、「北海道」を味わいに「ななかま堂」へ訪れてみてください。

ななかま堂 ■住所:札幌市中央区南4西5 第四藤井ビル2F  ■電話:011・596・8607 ■時間:18:00〜24:00(LO23:30)、金・土・祝前日18:00〜翌2:00(LO翌1:30)  ■休み:不定 ■席数:21席(禁煙)(北海道ウォーカー)