「中華そば」(780円)/中華そば ぬんぽこ

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ラーメン好きで元高校球児のABC・横山太一アナウンサー。そんな麺馬鹿の横山アナが、大阪の2017年オープンの最新ラーメン店を食べまくり、野球の打順に例えて最強打線を組んだ!超厳選で選出した9店は、どれも外れなしのドラフト1位レベルの逸材ぞろいだ!<※情報はラーメンウォーカー関西2018(2017年10月6日発売号)より>

【写真を見る】「ニネンヤラーメン」(790円)/駅前豚骨ラーメン ニネンヤ

横山「今年の新店は、奇抜な選手(店)が少ないように思いました」

編集部「監督、相当食べましたね」

横山「その分、いい食材で丁寧な仕事をする選手が多かった」

編集部「監督、空振りなしですね」

横山「野球で例えるとどこも“地肩が強い”という感じですね。そのなかでも、本気で旨かった選手を超厳選して、チーム“横山麺馬鹿ーズ”の最強打線を組みました!」

■ <1番>バリカタのスピードスター!「駅前豚骨ラーメン ニネンヤ」

「駅前豚骨ラーメン ニネンヤ」は激戦区・福島の駅前に現れた大衆食堂のような豚骨ラーメン店。立地を生かし、サッと食べられる工夫がたっぷり。写真は「ニネンヤラーメン」(790円)。

横山「駅前ということもあり、注文後サッとラーメンを出せるよう茹で時間が超短い細麺を採用。足の速い1番バッターに最適なスピード感を持っています。最速を求めるなら麺の“バリカタ”指定を」

■駅前豚骨ラーメン ニネンヤ <住所:大阪市福島区福島5-5-9/電話:06-6453-2020/時間:11:00〜15:00(LO)、18:00〜翌1:00(LO) /休み:不定休(月2、3回程度)/席数:7席(カウンターのみ)/タバコ:禁煙/駐車場:なし/交通:JR環状線福島駅より徒歩2分>

■ <2番>次のバッターに“つなぐ”2番バッター「麺物語 つなぐ」

「麺物語 つなぐ」は、地元愛の強い店主が作る鶏と魚介のダブルスープのラーメンが人気。ブロガーから高い評価を得ている。写真は「今も昔も中華そば」(750円)。

横山「2番バッターにとって大切なのは次につなぐ意識。地元・加賀屋を愛する店主は、人と人のつながりを大事にしたいと『つなぐ』と店名を命名したほど。周辺からの信頼の厚さも2番バッター向き」

■麺物語 つなぐ<住所:大阪市住之江区中加賀屋2-1-15/電話:06-6684-0001/時間:11:30〜14:00(LO)、18:00〜21:00(LO) /休み:水曜、火曜の夜/席数:9席(カウンターのみ)/タバコ:禁煙/駐車場:なし/交通:地下鉄四つ橋線北加賀屋駅より徒歩5分>

■ <3番>あらゆる攻めにも負けない強さ!「別邸 三く 中華㐂蕎麦 萃」

「別邸 三く 中華㐂蕎麦 萃」は行列の人気店が新たな展開。鶏清湯と手切り自家製麺を武器に、店主理想の“中華そば”でファンを魅了する。写真は「鶏出汁中華 しょうゆ」(950円)。

横山「和食などの修業経験もある店主は、あらゆる攻めに対応可能。相手を分析してピッチャーを攻落できるクレバーさも持ち合わせている。しかも走攻守そろった頼れる3(く)番バッター」

■別邸 三く 中華㐂蕎麦 萃 <住所:大阪市福島区福島3-6-17/電話:非公開/時間:11:00〜14:00、18:30〜21:30※売切れ次第終了/休み:日曜、祝日/席数:8席(カウンターのみ)/タバコ:禁煙/駐車場:なし/交通:JR新福島駅より徒歩3分>

■ <4番>骨太スープの大型大砲「麺や 福はら」

「麺や 福はら」の店主は東京の人気店「麺屋一燈」で4年間の修業を終え、地元・今里で独立。新店らしからぬ鶏スープが注目を集める。写真は「特製濃厚魚介ラーメン」(980円)。

横山「東京の名店で修業し鳴り物入りで現れた大型新人。噂に違わぬ鶏スープは、非常に力強い骨太な味わいでまるで大砲。ラヲタ時代から蓄積した、客を魅了する華々しいプレーも魅力の天才肌!」

■麺や 福はら<住所:大阪市生野区新今里5-1-8/電話:06-7508-3649/時間:11:00〜14:00(LO)、18:00〜22:00(LO)※売切れ次第終了/休み:火曜/席数:9席(カウンターのみ)/タバコ:禁煙/駐車場:なし/交通:近鉄今里駅より徒歩4分>

■ <5番>チームに欠かせない頼れる存在「中華そば 桐麺」

鶏白湯スープの鶏麺が話題になり、今連日行列の人気店となっている「桐麺 本店」が十三に開店した2号店になる「中華そば 桐麺」。写真は「醤油そば」(750円)。

横山「店内の空気が読めるムードメーカー。醤油、塩、つけ麺に限定麺など、幅広い技術を持ちながらも、しっかり当てる確かな打力もある。周りの期待に応えてランナーを帰してくれる頼もしさが魅力」

■中華そば桐麺 <住所:大阪市淀川区十三本町2-1-6/電話:06-6309-8865/時間:18:00〜23:30(LO)、土日祝11:30〜14:00(LO)、18:00〜22:00(LO) /休み:火曜/席数:8席(カウンターのみ)/タバコ:禁煙/駐車場:なし/交通:阪急神戸線十三駅より徒歩3分>

■ <6番>器用に得点を稼ぎ出す職人「ラーメン あおやま」

「ラーメン あおやま」は有名ラーメンブロガーが一念発起。京都丹後の人気店で修業し、地元・枚方で開業。たちまち話題の店に!写真は「鶏白湯」(800円)。

横山「さまざまな情報をキャッチし、それに合わせたいろんなラーメンを器用に作るのは、まるで状況に応じたバッティングや対応ができるよう。こういうバッターがいると監督としては安心感がある」

■ラーメン あおやま<住所:大阪府枚方市南楠葉1-6-10 シャトー東1F/電話:072-851-6780/時間:11:30〜15:00(LO14:30)、18:00〜22:00(LO21:30) 、土・日11:30〜16:00※売切れ次第終了/休み:水曜・第3木曜/席数:18席(カウンター10、テーブル8)/タバコ:禁煙/駐車場:2台(無料)/交通:京阪樟葉駅より徒歩10分

■ <7番>つかみどころのない変則フォーム「麺のようじ 海(SEA)」

日本橋の人気店の2号店「麺のようじ 海(SEA)」は魚介専門。中央卸売市場の鮮魚卸と提携し、鯛のアラなどをスープにする。写真は「味玉しょうゆラーメン(鮪)」(800円)。

横山「本店も、限定麺の数が多く技術力はバツグン。その感じは、まるでどんなピッチャーが現れても、それに合わせた攻めをできるよう。こういうバッターがいると攻撃の選択肢が広がる」

■麺のようじ 海(SEA)<住所:大阪市淀川区十三東2-9-19/電話:06-6303-1105/時間:11:30〜15:00(LO)、 18:00〜23:00(LO)/休み:不定休(月1回程度)/席数:11席(カウンターのみ)/タバコ:禁煙/駐車場:なし/交通:阪急十三駅より徒歩2分>

■ <8番>情報収集能力と包容力を備える!「中華そば ぬんぽこ」

「ストライク軒」の店主・アッシーさんが手がける新店「中華そば ぬんぽこ」。研究熱心な店主の思いが詰まったメニューがそろう。写真は「中華そば」(780円)。

横山「眼力鋭い洞察力で、情報を収集し分析。それを生かし故郷の味を再現するなど、滋味深いプレーは、まるで扇の要。こちらで食べたチャンポンは、ピッチャーやチームを包み込むような優しさ」

■中華そば ぬんぽこ<住所:大阪市北区天神橋6-2-18/電話:非公開/時間:11:30〜14:00、18:00〜23:00※夜はすき焼きなどが楽しめる「食堂 ぬんぽこ」として営業、麺類の提供は22時まで/休み月曜、日曜の夜/席数:20席(カウンター8席、テーブル12席)/タバコ:禁煙/駐車場:なし/交通:地下鉄堺筋線・谷町線天神橋筋六丁目駅より徒歩2分>

■ <9番>独自に磨いた腕が光る技巧派な麺職人!「らぁ麺屋 はりねずみ」

「らぁ麺屋 はりねずみ」の独学とは思えないクオリティの高ラーメンに、人気ブロガー達が瞬時に反応。一躍話題の的になっている。写真は「醤油らぁ麺」(750円)。

横山「穏やかだけど、まっすぐな一面も持つ店主。ピッチャーに必要な強烈な個性を持っている。理論を重ね放つラーメンは魂がこもり、まっすぐな醤油だけでなく、変化球の味噌の切れ味もバツグン」

■らぁ麺屋 はりねずみ<住所:大阪府高槻市野見町4-6/電話:072-676-8860/時間:11:00〜15:00(LO)/休み:不定休(月3〜5回程度)/席数:11席(カウンターのみ)/タバコ:禁煙/駐車場:なし/交通:阪急京都線高槻市駅より徒歩8分>【関西ウォーカー編集部】