リップのツヤは控えめに！プロが指南する「垢抜けメイク」のポイント

メイクアップのHowTo本はよく読むけど、今イチ垢抜けないのは何故？とお悩みの人も多いのでは。顔立ちに関係無く、メイクはその時代ごとの流行ポイントを押さえていれば“旬顔”になることができます。

“1点盛り”メイクが主流だからこそ、見落としがちな細部まで気を抜けませんよね。

そこで今回は、プロのヘアメイクとして年間1,000人以上の女性を美しく変身させている筆者が、プロがここだけは押さえてほしいと思う垢抜けメイクのポイントをご紹介します。

■眉尻は「習字の払い」を意識

眉毛がいつも垢抜けない……と思うアナタ、眉尻の先まできちんと整えてますか？

1本眉風や弓なり型、どんな眉の形でも眉尻は細い筆先のように“習字の払い”型に整えてあげることが垢抜けるポイント。

そうすることでお顔に立体感が生まれて、スタイリッシュな印象になります。

■チークはナチュラルカラーで自然体に

頬に赤みが無いと不健康に見えるから、お顔を細く見せたいからと、深めカラーのチークを斜めにいれていませんか？

今ドキのチークは“自然に顔色が明るく見える”程度のナチュラルカラーがポイント。色が付いている感じがしないことこそが、肌に馴染んでいるということです。

また、横ではなく“正面”に高めにふんわりと丸くいれてあげることで、より自然にお顔が上気しているように演出できます。

■リップのツヤと赤みは程々に

チークと同様に、口元に赤みが無いと顔色が悪く見えるかも……と思い込んでいる人も意外と多いもの。

“1点盛り”が垢抜けポイントの今、眉やアイメイクを盛った上にさらにリップまで主張してしまうと、いっきに“老け顔”に。

自分の唇がワントーン明るく見えるような自然なピンク系カラーやベージュカラーであえて赤みを消すことでグッと今っぽく仕上がります。

もちろん“赤み”カラーも流行の1つではあるので、そんなときにはアウトラインまできっちりと塗り込まず唇の中心にのみ軽くぼかして付ける程度で、あくまでナチュラル感を演出することが大切です。

また、とってつけたようなグロスのテカリも逆に野暮ったく見えるもの。グロスから先に塗り口紅を重ねることで自然なツヤ感を出すことができますよ。

いかがでしたか？　ちょっとしたポイントとバランスを見直すだけで、実は簡単に垢抜けることができるもの。ぜひ、明日からのメイクアップを意識してみてくださいね。

【筆者略歴】

※ 古賀真知子 ・・・ メイクアップイマジンbyオフィスノムラ主宰。撮影関係のヘアメイクをこなす傍ら、美容家として一般女性に美しくなるための様々なビューティプログラムレッスンを行っている。モットーは「女性は内・外側から美しく」。

【画像】

※ Veles Studio / shutterstock