商売繁昌も恋愛成就も!幸運をかき集める熊手が買える、浅草鷲神社の「酉の市」

写真拡大 (全2枚)

幸運や金運をかき集める縁起もの「熊手」。新しい年の前に開催される「酉の市」で、商売繁盛や家内安全、恋愛成就までいろんなラッキーをかき集めて。

毎年11月の酉の日に、浅草の鷲(おおとり)神社で行われる「酉の市(おとりさま)」は、江戸時代から続く伝統の神事。2015年は11月5日(木)が「一の酉」、17日(火)が「二の酉」、29日(日)が「三の酉」という日程で、深夜の午前0時から24時間にわたって開催される。

それぞれ前日の23時15分から「宵宮祭」が行われ、開運福寿のお祓いの儀式の後に一番太鼓の合図で「酉の市」が始まる。それと同時に「酉の市」限定の「熊手守り(かっこめ・はっこめ)」(1000円)の授与も始まるそう。最初にこの「熊手守り」を受けた人には「一番札(一番福)」が授けられ、「24金小判」と引き換えられるという「福」もあるとか。最大限の福を集めたい女子は、この「一番福」にチャレンジして。

境内には約150店の熊手商が店を連ねる。福を呼ぶ「お多福」や「宝船」など、縁起物で飾られた熊手がずらりと並ぶ様子は壮観。

「大小さまざまな熊手が並んでいるのを見るだけでも、楽しくなるはずです。小さなものは1500円くらいからあるので、気軽にお気に入りを探してみてください」と、鷲神社の宮本さん。

また、11月29日(日)まで応募できる「おとりさまクイズ」は、平成になってから始まったイベントで、今年で27回目とか。境内で簡単なクイズに答えて解答用紙を提出すると、正解者の中から抽選で、現金5万円やお食事券などが当たる。こちらも、ラッキーをいただけるチャンスのひとつに。

また、熊手商の周囲には約750店の露店が出店していて、これは日本一の歴史と規模なんだそう。名物は「頭の芋(とうのいも)」と呼ばれる八頭(やつがしら)種のイモ。出世や子宝に恵まれるご利益があって、大きさによって500円から1500円ほど。ほかに、山椒の香りがする餅菓子「切山椒」(1袋900円)も、江戸時代から縁起ものとして人気のスイーツ。この機会に、ロングセラーの魅力を味わってみて。

例年行われている「熊手チャリティオークション」(各日17時開始)は、売り上げのすべてを東日本大震災の復興支援に寄付するというもの。「3000円から5000円くらいの金額が多いので、若い方にも参加していただきたいですね」(同)

伝統ある「酉の市」で幸運をかき込む熊手を手に入れて、来年に向けての素敵な「福」を集めよう。