「空腹で運動するとカロリーを消費しやすいって本当?」−3人の専門家の見解

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朝起きて、何も食べずに運動した方がいいという噂もありますが、実際はどうなのでしょうか。「軽く食べるべき」「人による」「空腹だと脂肪が燃えやすい」という3人の意見をご紹介します。

運動の前には、軽く食べた方がいいのか、それとも空腹の方がいいのか?悩んだことがある方も多いと思います。プロの意見も様々ですが、ここではイギリスで活躍する3人の専門家のアドバイスをご紹介します。

●栄養士 ニゲル・デンビーさん
「全くの空腹で運動をするのは、ガソリンの入っていない車を運転するのと同じ。すぐに動けなくなってしまいます。ミルクをかけたシリアルなど、すぐにエネルギーになる軽い食事を摂りましょう。運動後は失われたエネルギーとたんぱく質の素早い補給がポイント。

低脂肪チーズとクラッカーとブドウ、卵サンドなどがおすすめです」

●スポーツトレーナー ジェームズ・ドゥイガンさん
「人それぞれです。私は実際に、食べなくても素晴らしいパフォーマンスをする人たちと、食べた方がよく動ける人たちの両方を知っています。自分に合う方法を見つけるのが一番でしょう。運動後は純プロテインをベースにしたシェイクなどが最適だと思います。

疲れからの回復を早め、脂肪燃焼効果も高くなります」

●栄養学者 メラニー・ブラウンさん
「空腹で運動をすると、エネルギー源として脂肪を燃焼することができる、という研究結果も存在します。ただし、激しい運動や長時間の運動、モチベーションの維持は難しくなります。また、筋肉を傷つける、代謝を悪くする可能性もあるので注意が必要です。

運動後にはたんぱく質と炭水化物、電解質をバランスよく摂ってください」

うーん、やはり見解は人それぞれの様子。いずれにしても、空腹を我慢して無理やり身体を動かすのは避けた方がよさそうです。また、全員が強調しているのが「運動後」の食事の大切さ。「たんぱく質と炭水化物」「消化吸収がいいもの」という点で共通しています。

運動の内容だけでなく、食事にも気を使うことで、効果を高めていきたいですね。

参考:Health advice: working out on an empty stomach
http://www.telegraph.co.uk/health/10288778/Health-advice-working-out-on-an-empty-stomach.html