2024年10月26日(土)、27日(日)の2日間限定で、京都の東本願寺で夜間ライトアップイベント『華と光の東本願寺 秋の特別拝観』が開催される。東本願寺初の夜間ライトアップイベント開催の裏話や見どころについて、担当者に話を聞いてみた。

【画像】通常非公開のエリア・白書院で能の世界を楽しめる※画像はイメージです

東本願寺初の境内夜間ライトアップが2夜限定開催!


――東本願寺で初のライトアップイベント『華と光の東本願寺 秋の特別拝観』が行われますが、意図や狙い、目的、ターゲットなどを教えてください。

関西広域連合をはじめとする実行委員会が行う、「KANSAI感祭※」の京都会場として今回のイベントを企画しました。京都エリアで多く空間演出を手掛けているネイキッドと協力し、普段伝統文化に触れることの少ない方々にも気軽に楽しんでいただけるようなライトアップイベントにしたいと考えております。より深く日本の伝統文化を楽しんでいただきたい方向けに、高付加価値コンテンツとして、非公開エリアで能と京料理を体験できるプレミアムチケットも販売しております。また、インバウンド旅行者の方にも日本の魅力を存分に感じていただきたいと考え、HPや現地での多言語対応も行っています。

※2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、万博への機運醸成、関西の文化力向上や関西各地の活性化を図るために行う文化発信イベント。2月には大阪府、兵庫県でも開催する。

――イベントのイチオシのポイントを教えてください。

本イベントは東本願寺境内での初のライトアップイベントです。広大な境内に光の灯篭で作られた参詣道を通り、夜のお参りを体感していただけます。また、お堂内では、住職による解説などもご案内しております。数量限定のプレミアムチケットでは、京都の老舗料亭「木乃婦」さんの食事をご提供。お食事を堪能していただいたあとは、観世流の能楽師による能の世界を解説とともに楽しんでいただけます。また、すべてのコンテンツについて共通して、「華」を感じていただけるような仕掛けをご準備しておりますので、ぜひ会場にお越しいただき、体感していただければと思います。

【画像】通常非公開のエリア・白書院で能の世界を楽しめる※画像はイメージです


京都の老舗料亭『木乃婦』のお食事※画像はイメージです


――東本願寺で初のライトアップイベントを行うというアイデアはどのようにして生まれましたか?また、苦労した点があればあわせて教えてください。

能舞台や御影堂をはじめとする素晴らしい建築物の新たな魅力をご紹介したいという思いから生まれました。苦労した点は、国の重要文化財で行うということで文化財を傷つけないように、十分な保護措置をとる必要があったことです。

――NAKEDディスタンス提灯(R)の柄として、今回モミジ・イチョウを選ばれた理由を教えてください。

秋の開催に合わせて、イベント全体で暖色の色味を使用し、紅葉の訪れを表現しています。提灯にも季節の柄を取り入れることで日本の四季をお楽しみいただけるように、今回はモミジ・イチョウの柄を選定しました。

2夜限定の『NAKEDディスタンス提灯(R)』


重要文化財で行われる2夜限定のライトアップイベントは特別な思い出になること間違いなし。随所にちりばめられた「華」を感じられる演出を、ぜひ体感してほしい。

文=岸遥南