「霞会館記念学習院ミュージアム」東京に開館 - 前川國男設計の建築を活用、皇族・華族ゆかりの品を紹介

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東京の学習院大学史料館が、2025年3月14日(金)、大学博物館「霞会館記念学習院ミュージアム」としてリニューアルオープンする。

大学博物館「霞会館記念学習院ミュージアム」開館

明治10年(1877年)、華族子女の教育機関として開校した学習院。昭和24年(1949年)には学習院大学が開学し、昭和50年にはその附属研究施設として、学習院大学史料館が設立された。同館は、古文書、絵画、工芸など、25万点を超えるコレクションを擁し、とりわけ皇族や華族ゆかりの品々は、日本の歴史と文化をたどるうえで欠くことができないものである。

2025年3月、学習院大学史料館が、装いも新たに「霞会館記念学習院ミュージアム」としてリニューアルオープン。館内には、企画展などを開催する「特別展示室」、学習院の歴史を紹介する「常設展示室」などを擁している。

建築は、日本におけるモダニズム建築の先駆者・前川國男(まえかわ くにお)の設計によるもの。学習院大学の構内には、前川による建物が数多く建てられている。霞会館記念学習院ミュージアムは、前川の設計によるかつての大学図書館を、博物館施設へとリノベーションしたものとなる。

開館記念展では皇族・華族の文化支援を紹介

霞会館記念学習院ミュージアムの開館を記念して、特別展「華族文化 美の玉手箱 芸術と伝統文化のパトロネージュ」が、2025年3月14日(金)から5月17日(土)まで開催。日本では、皇族をはじめ、のちに華族となる公家や武家により、芸術と文化が保護されてきた。本展では、こうした芸術・伝統文化の支援に着目しつつ、皇族・華族の暮らしを彩った調度品、儀礼で用いられた装束やドレスなど、約100件を展示する。

詳細

霞会館記念学習院ミュージアム
開館日:2025年3月14日(金)
住所:東京都豊島区目白1-5-1 学習院大学 目白キャンパス内
開館時間:
・常設展示室 平日 10:00〜17:00 / 土曜日 10:00〜12:30
・特別展示室 10:00〜17:00
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:日曜日、祝日、その他大学休講日・入試期間など
※詳細についてはホームページにて随時告知
入館料:無料

■リニューアルオープン記念展
特別展「華族文化 美の玉手箱 芸術と伝統文化のパトロネージュ」
会期:2025年3月14日(金)〜5月17日(土)

【問い合わせ先】
TEL:03-5992-1173


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