ジャスティン・ティンバーレイク
 今月18日に酒気帯び運転で逮捕され、その後保釈されたアメリカの人気歌手ジャスティン・ティンバーレイク(43)。現地時間21日と22日にツアーを再開させ、事件後初めて公の場に姿を現した。そうしたなか、5月のラスベガス公演でパフォーマンスするジャスティンの姿がネット上で出回り、「何か様子がおかしい」とファンがざわついている。

◆「つらい一週間を過ごした」ついに沈黙を破る

 ジャスティンは21日、米中西部イリノイ州の都市シカゴで、世界ツアー「フォーゲット・トゥモロー」を予定通り開催。逮捕後初めて公の場に姿を現し、ライブに駆け付けたファンに現在の心境を語った。

 事件について沈黙を続けてきたジャスティンだが、公演中には「つらい一週間を過ごした」「ときに自分を愛することが難しいこともある。でもみんなは僕を愛してくれているし、僕もみんなを愛している」と告白する一幕も。

 翌22日のライブでも、「みんなは僕の人生で、とても大きく美しい存在。言葉では言い尽くせないほど感謝している」とファンに語り掛けた。

◆ぼんやりした表情の逮捕写真公開

 18日未明、ニューヨーク州の高級住宅地で飲酒運転により逮捕されたジャスティン。友人と食事をした後、午前12時30分ごろに店を出て、すぐに車を止められたという。

 米誌『ピープル』が入手した文書には、ジャスティンの車は「一時停止の標識を無視し、右側の車線をはみ出して走行していた」と記されている。逮捕された際、本人は「マティーニを一杯飲み、友達の家までついて行こうとしていた」と話していたというが、文書ではそのとき“酩酊状態”だったとされている。

 ただ、彼が直前まで食事していた店の従業員は「確かにマティーニ1杯しか飲んでいなかった」「もし多量に飲んでいたなら、うちの店以外で飲酒したのかも」とピープルの取材に答えているという。一方で、その店にいた別の客が「彼は他人のお酒を勝手に飲んでいた」と証言しているという情報もある。

 彼を逮捕した警官は、当時のジャスティンの様子について、「目は充血し、無表情、呼気から酒の強い臭いがし、注意力散漫で、会話は遅く、足元がふらついていた。飲酒テストで悪い結果が出た」と報告している。ちなみに、米新聞『ニューヨークポスト』によると、その警官は若く、彼が有名人であることにも気づいていなかったという。

 警察はほどなく、ジャスティンのマグショット(逮捕後に撮影される写真)も公開したが、確かに目はやや赤く、表情もぼんやりしているように見える。

 報道によると、彼は警察署での飲酒検査を拒否し、そのまま一晩拘留。翌朝、裁判所にて罪状認否を行い、酒気帯び運転と交通違反(一時停止の標識や車線を守らなかった行為)で起訴され、その後保釈された。

 ジャスティンは今後もツアーを続ける予定だが、来月26日に裁判所に出廷する予定となっている。

◆目が血走っている…逮捕される少し前の姿にネット騒然

 ジャスティンは、米音楽界で最高の栄誉とされるグラミー賞をこれまでに10回受賞し、俳優としても活躍する大スター。それだけに今回の逮捕は世界中のファンに衝撃を与えたが、実は以前から、彼が飲酒問題を抱えていたことがここにきて明らかに。

 米芸能メディア『Page Six』は、関係者の話として、「彼は深刻なアルコールの問題を抱えている。本人はそれを長い間、隠してきた」と報道。さらに「それは周囲も知っていること」としたうえで、「まわりの人々は見て見ぬふりをして、彼にツアーをやらせた。彼はずっと暗闇のなかにいる」と伝えている。

 そうしたなか、ネット上では5月に行われたラスベガス公演の映像が話題になっている。

 それはジャスティンがライブでパフォーマンスしているものだが、血走った目を大きく見開きつつ、演奏を続ける様子に違和感を覚えるファンが続出。SNSには「なんか様子がおかしい」「ひどく酔っているように見える。助けが必要だ」「彼に必要なのはツアーを続けることじゃなくて治療」など心配の声が多数寄せられた。

◆“飲みすぎ”が原因で不倫疑惑が浮上したことも

 ジャスティンといえば、セレブ界きっての愛妻家といわれながら、2019年には共演女優との不倫疑惑が浮上。このときも、“飲みすぎ”が原因で「誤解されるような行動をとってしまった」と釈明していたが……。

 報道によると、妻で女優のジェシカ・ビールは今回の逮捕に「かなり動揺している」そうだが、それでも夫に寄り添う姿勢を見せているという。そんなジェシカとの間に2人の幼い息子がいるジャスティンは、逮捕2日前の16日、父の日を記念して自身のインスタグラムにこう綴っていた。

「君たちが僕をパパに選んでくれたおかげで、日々、自分自身について多くを学んでいる」「人生山あり谷ありだけど、いつだって君たちのそばにいて支えるからね」

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>